前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

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材料

■ヤマエGHD <7130>  1,636円 (-301円、-15.5%) 一時ストップ安

 東証プライムの下落率トップ。ヤマエグループホールディングス <7130> [東証P]が急反落、一時ストップ安となった。6日取引終了後に4-6月期連結決算を発表。売上高は前年同期比58.1%増の2397億6000万円だったものの、純利益が同55.6%減の9億5800万円と落ち込んでおり、これを嫌気した売りが優勢となった。前期にグループ入りした子会社の業績が期初から寄与したことが売上高を押し上げた。一方、販売面での競争激化やエネルギー価格上昇に伴う水道光熱費や物流費の高騰、人件費の上昇が利益面で重しとなった。なお、通期の増収増益見通しは据え置いている。

■ダスキン <4665>  3,460円 (-420円、-10.8%)

 東証プライムの下落率3位。ダスキン <4665> [東証P]が急反落。同社は8月6日大引け後(15:30)に決算を発表、25年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比3.9%増の26.9億円に伸びたが、4-9月期(上期)計画の70億円に対する進捗率は38.6%にとどまり、5年平均の48.9%も下回ったことで嫌気されたようだ。

■NTTデータ <9613>  1,960円 (-237.5円、-10.8%)

 東証プライムの下落率4位。NTTデータグループ <9613> [東証P]が急反落。同社は8月6日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表、25年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終利益は前年同期比23.2%減の212億円に減り、通期計画の1370億円に対する進捗率は15.5%にとどまり、5年平均の24.3%も下回ったことで嫌気されたようだ。

■ダイキン <6367>  17,200円 (-1,900円、-10.0%)

 東証プライムの下落率5位。ダイキン工業 <6367> [東証P]が急反落。6日の取引終了後、25年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比14.3%増の1兆2510億2900万円、最終利益は同21.4%減の630億9900万円となった。2ケタの最終減益となったことを嫌気した売りがかさんだようだ。円安が収益を押し上げる要因となった一方、空調事業では米州での住宅用需要の低迷や、欧州でのヒートポンプ暖房の需要減少が響いた。

※7日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋

株探ニュース

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