科研薬、今期経常を一転2.1倍増益に上方修正、配当も40円増額

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決算

 科研製薬 <4521> [東証P] が8月7日大引け後(15:00)に決算を発表。25年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比13.7%減の30.1億円に減った。
 しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の78億円→212億円(前期は99.5億円)に2.7倍上方修正し、一転して2.1倍増益見通しとなった。

 業績好調に伴い、今期の上期配当を従来計画の75円→115円(前年同期は75円)に大幅増額し、年間配当は190円になる。

 直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の18.1%→15.1%に低下した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 2025年3月期の連結業績につきましては、増収減益を見込んでおりましたが、2024年5月29日に公表しました「「NM26」の知的財産譲渡及び販売提携オプション契約の締結」においてThe Janssen Pharmaceutical Companies of Johnson & Johnson(J&J 社)、Numab Therapeutics AG(ニューマブ社)より総額8,600万米ドルを契約一時金として受け取ることになりましたので、増収増益を見込んでおります。「「NM26」の知的財産譲渡及び販売提携オプション契約の締結」については、2024年5月29日公表の以下のニュースリリースをご参照ください。https://ssl4.eir-parts.net/doc/4521/tdnet/2450558/00.pdf

 2024年5月29日に公表しました「「NM26」の知的財産譲渡及び販売提携オプション契約の締結」における契約一時金が利益に寄与し、2024年5月14日に公表した業績予想を上回る見込みとなりました。当社は、株主の皆様に対する継続的な利益還元を重要な経営目標と位置づけており、業績予想等も勘案し、特別配当を実施することといたしました。 つきましては、2025年3月期の中間配当において、2024年5月14日に公表いたしました1株当たり75円00銭の配当予想に対し、40円00銭の特別配当を加え、1株当たり115円00銭の配当予想に修正することといたしました。これにより、当期の年間配当予想は1株当たり190円00銭となります。※ 上記の予想は、発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は、今後発生する様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。

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