リョービ、上期経常は一転10％増益で上振れ着地、今期配当を5円増額修正

　リョービ <5851> [東証Ｐ] が8月7日大引け後(15:00)に決算を発表。24年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比10.2％増の66.8億円に伸び、従来の9.3％減益予想から一転して増益で着地。
　通期計画の128億円に対する進捗率は52.2％に達し、さらに前年同期の43.8％も上回った。

　会社側が発表した上期実績と据え置いた通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益は前年同期比21.6％減の61.1億円に減る計算になる。

　同時に、今期の年間配当を従来計画の80円→85円(前期は80円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比12.2％減の34.6億円に減り、売上営業利益率は前年同期の4.3％→3.3％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当社は、中長期的に連結業績の向上を図り、成長投資と株主の皆様への安定した利益還元の維持を基本にしております。また、安定的な配当継続に加え、配当性向 30%程度を目安とし諸条件を勘案の上決定しております。  2024 年 12 月期の中間配当金につきましては、上記の方針のもと、当期の業績及び財務状況等を勘案し、さらに中長期的な株主価値向上を図り、株主の皆様への利益還元の機会の一層の充実を図るため、中間配当、期末配当ともに 2.5円増配の 1 株当たり 42.50 円とさせていただくことといたしました。この結果、1 株当たりの年間配当金は 85.00 円（連結配当性向は 30.6%）となる予定です。 なお、現在当社では、株主還元方針の見直しを行っており、2025 年 2 月の中期経営計画開示とあわせて改めてお知らせさせていただきます。