米外為市場サマリー:米雇用統計を受け一時146円40銭台まで下押す
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2日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=146円53銭前後と前日に比べて2円80銭強のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=159円91銭前後と同1円30銭弱のユーロ安・円高だった。 この日に米労働省が発表した7月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月比11万4000人増と市場予想(17万~19万人増)を下回り、前月分は20万6000人増から17万9000人増に下方修正された。失業率は4.3%と前月の4.1%から上昇し、平均時給の前年同月比の伸び率は3.6%と前月の3.8%から鈍化した。米労働市場の軟化が示されたことを受け、米景気減速を懸念したドル売り・円買いが流入。米連邦準備理事会(FRB)が9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅な利下げに踏み切るとの観測が広がるなか、米長期金利が低下したこともドルの重荷となり、ドル円相場は一時146円42銭と2月上旬以来およそ半年ぶりのドル安・円高水準をつけた。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0911ドル前後と前日に比べて0.0120ドル程度のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS