外為サマリー:再び149円ライン割り込む、株安などからドル売り・円買い優勢

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為替

 2日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=148円93銭前後と前日の午後5時時点に比べて90銭強のドル安・円高となっている。

 1日に発表された7月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数が市場予想を下回ったほか、前週分の米新規失業保険申請件数が約1年ぶりの高水準となったことで、米景気減速を懸念したドル売り・円買いが先行した。ただ、週末を控えて足もとでの急速な円高の揺り戻しも出やすく、ドル円相場は朝方に148円87銭まで下押したあとは下げ渋り。国内輸入企業など実需筋とみられるドル買い・円売りも散見され、午前10時30分ごろには149円77銭まで戻す場面があった。とはいえ、日米金融政策の方向性の違いを背景とした日米金利差の縮小観測は根強く、日経平均株価の急落で低リスク通貨とされる円を選好する動きもあってドル円相場は失速。日本時間今晩に発表される7月の米雇用統計に対する警戒感もあり、午後2時50分ごろには再び149円ラインを割り込んだ。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0804ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0003ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=160円91銭前後と同95銭程度のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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