ファストリは朝安後に持ち直す、日経平均一時2000円超安も売り圧力限られる

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 ファーストリテイリング<9983.T>は朝安後、前日終値近辺まで持ち直す場面があった。この日、日経平均株価は前日比で一時2000円を超す下げとなったが、日経平均のウエートの高いファストリへの売り圧力は限られている。同社株を巡っては日本経済新聞社が7月31日、日経平均の算出上の取り扱いについて公表した。同日時点のファストリ株の構成比率がキャップ水準の10%を上回ったため、日経平均の算出に使われるファストリの株価換算係数は10月1日以降、3から2.7に低下する。これに伴い、ファストリに対しては指数連動型のパッシブ系ファンドによる売りが膨らむことが予想されている。ファストリの信用倍率は0.53倍と売り長の状況。パッシブ系資金の流出による株安を見込んだ投資家の売りポジションが積みあがるなか、全体相場の反転時にファストリ株が上昇した場合、踏み上げによる損失発生リスクが意識されているようだ。いったん売りポジションを解消する目的の買い戻しが入り、株価を下支えしたとみられている。

出所:MINKABU PRESS

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