米外為市場サマリー:米景気減速が懸念され一時149円29銭まで軟化

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為替

 1日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=149円36銭前後と前日に比べて60銭強のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=161円18銭前後と同1円20銭弱のユーロ安・円高だった。

 この日の東京市場で一時148円51銭と約4カ月ぶりの水準までドル安・円高が進んだ反動から海外市場ではドルの買い戻しが先行。イングランド銀行(英中央銀行)が政策金利を0.25%引き下げて5.0%にすると発表し、ポンド売り・ドル買いが対円でのドル買いに波及したこともあり、ドル円相場は150円89銭まで上伸する場面があった。ただ、米連邦準備理事会(FRB)が9月に利下げを開始するとの観測などからドル買いは続かず、7月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数が市場予想を下回ったことが明らかになると、米景気減速を懸念したドル売り・円買いが流入。米長期金利が低下したこともドルの重荷となり、一時149円29銭まで軟化した。一方、欧州株相場の下落などを背景にユーロも軟調だった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0791ドル前後と前日に比べて0.0035ドル程度のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS

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