大幅反発、イスラエルは中東の緊迫化を扇動=NY原油概況
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NY原油先物9月限(WTI)(終値) 1バレル=77.91(+3.18 +4.26%) ニューヨーク原油の期近は大幅反発。イスラエル軍はゴラン高原攻撃への報復としてレバノンの首都ベイルートを精密攻撃し、イスラム教シーア派組織ヒズボラの司令官で作戦本部トップのファド・シュクル氏を殺害したと発表した。イスラム組織ハマスによると、政治指導者であるイスマーイール・ハニヤ氏がイスラエルの空爆によってイランで殺害された。ハニヤ氏はガザ停戦協議でエジプトやカタールなど仲介役との接点だったことから、対話の頓挫が警戒されているほか、イラン領土が攻撃されたためイランもイスラエルに反撃する構え。イランの最高指導者ハメネイ師はイスラエルへの報復攻撃を命じたもよう。また、イスラエルがシリアのダマスカスも空爆し、イラン革命防衛隊(IRGC)のアミール・アリ・ハジザデ将軍を暗殺したとの報道もある。 時間外取引で9月限は堅調。通常取引開始後も買い戻しが続き、78.55ドルまで急伸した。 MINKABU PRESS