外為サマリー:一時152円10銭まで軟化、日銀利上げ観測から円買い優勢
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31日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=152円38銭前後と前日の午後5時時点に比べて2円50銭程度のドル安・円高となっている。 30日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=152円77銭前後と前日に比べて1円25銭程度のドル安・円高で取引を終えた。NHKなどが「日銀が31日の金融政策決定会合で利上げを検討する」と報じたことをきっかけに、一時152円66銭まで円高・ドル安が進んだ。 この日の東京市場も日銀による利上げを織り込むかたちで円買い・ドル売りが優勢となっている。財務省の国際部門トップに31日就任する三村淳財務官がインタビューで、足もとの円安について「輸入物価を押し上げて国民生活に影響を与えるなどデメリットの方が大きい」との認識を示したと伝えられていることや、日経平均株価が反落していることから安全通貨とされる円が買われやすいこともあり、ドル円相場は午前9時50分ごろには152円10銭まで軟化する場面があった。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0820ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0003ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=164円87銭前後と同2円70銭程度のユーロ安・円高で推移している。 出所:MINKABU PRESS