外為サマリー:156円30銭台で推移、日銀の金融政策正常化観測が重荷

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為替

 23日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=156円32銭前後と前日の午後5時時点に比べ50銭弱のドル安・円高となっている。

 朝方から持ち高調整のドル売りに押され、軟調な推移が続いた。日中は目立った材料に乏しく、前日22日に自民党の茂木敏充幹事長が日銀の金融政策について正常化方針を明確に打ち出すことが必要と述べたとの報道を、円買い材料とみる向きがあったもよう。午後に入り1ドル=156円10銭台まで下落する場面があった。ドル売り・円買いが一服した後にドルを買い戻す動きは限られ、午後はきょうの安値圏で膠着感を強めた。前日の米国市場ではバイデン米大統領の大統領選撤退に伴う不透明感の高まりから米長期金利が上昇。トランプ前大統領の勝利を見込んだドル売り・円買いポジションが巻き戻されて、157円台に乗せるなど堅調な値動きをみせていた。

 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.0890ドル前後と前日の午後5時時点に比べてほぼ横ばい圏内。対円では1ユーロ=170円23銭前後と同50銭強のユーロ安・円高で推移している。


出所:MINKABU PRESS

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