１９日の米株式市場の概況、ＮＹダウ続落　システム障害で警戒感

　１９日の米株式市場では、ＮＹダウが前日比３７７．４９ドル安の４万０２８７．５３ドルと続落した。世界的なシステム障害が発生し、投資家のリスク許容度が下向いた。障害の原因となった製品を手掛けるクラウドストライク・ホールディングス＜CRWD＞が急落したほか、主力ハイテク株も売りに押される展開だった。

　ビザ＜V＞やアメリカン・エキスプレス＜AXP＞、トラベラーズ＜TRV＞が売られ、キャタピラー＜CAT＞やシェブロン＜CVX＞が軟調に推移した。半面、メルク＜MRK＞とナイキ＜NKE＞がしっかり。ハワイアン・エレクトリック・インダストリーズ＜HE＞が大幅高となった。

　ナスダック総合株価指数は１４４．２８３ポイント安の１万７７２６．９４０と３日続落した。マイクロソフト＜MSFT＞やインテル＜INTC＞が水準を切り下げ、エヌビディア＜NVDA＞やアドバンスト・マイクロ・デバイセズ＜AMD＞が冴えない展開。テスラ＜TSLA＞が下値を探った。一方、アップル＜AAPL＞やメタ・プラットフォームズ＜META＞が底堅く、スターバックス＜SBUX＞が急伸した。

出所：MINKABU PRESS