10万円以下で買える、財務健全&低PER 35社【スタンダード】編 <割安株特集>
投稿:
少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。SBI証券と楽天証券のネット証券大手2社が株式の売買手数料無料化を打ち出すなど、投資家は手数料を気にせずに売買することが可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、赤字決算や無配の企業も数多くあることには注意が必要だ。 東証スタンダード上場企業では785銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、財務体質の安全性を見る指標の1つである「株主資本比率」に注目してみた。株主資本は株主からの払込金と、過年度からの利益の蓄積で構成される。負債とは異なり返済・支払を必要としない資金であるため、総資産に対する比率が高いほど財務の安定性が高いとされる。また、割安株という観点から予想PER(株価収益率)が10倍未満の銘柄に絞り込んだ。 下表は東証スタンダード上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)時価総額50億円以上、(3)株主資本比率が50%以上、(4)予想PERが10倍未満――を条件に投資妙味が高まる35社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PERは19日現在) 19日(金)に配信した「10万円以下で買える、財務健全&低PER【プライム】編」も併せてご覧ください。 最低投資 株主資本 予想 コード 銘柄名 金額 比率 PER <9478> SEHI 27800 58.9 8.0 <4531> 有機薬 30900 51.0 8.4 <1850> 南海辰村 34800 52.0 7.1 <8230> はせがわ 34900 65.9 7.9 <5906> エムケー精工 40700 56.1 9.2 <7971> 東リ 42500 50.0 8.4 <5363> TYK 44800 68.9 8.5 <6165> パンチ 46400 63.1 9.5 <8291> 日産東HD 51500 61.0 7.6 <1827> ナカノフドー 54400 50.4 9.3 <7461> キムラ 54400 57.0 7.4 <5367> ニッカトー 56600 76.0 9.7 <6356> 日ギア 57200 75.6 7.1 <6748> 星和電 58500 56.7 7.1 <2436> 共同PR 62300 56.7 9.3 <7551> ウェッズ 66200 64.7 7.6 <7235> 東ラヂ 75200 63.1 6.4 <7608> SKジャパン 76300 82.0 9.1 <3293> アズマハウス 76900 51.1 8.8 <9780> ビステム 76900 59.9 8.6 <6488> ヨシタケ 77500 80.9 9.9 <4712> KeyH 81300 71.2 7.0 <3799> キーウェア 84900 69.0 8.9 <7980> 重松製 85300 51.5 9.8 <9845> パーカー 87200 59.9 7.0 <9059> カンダ 87700 51.4 8.2 <4231> タイガポリ 88000 69.7 8.0 <4800> オリコン 88500 86.1 9.8 <7875> 竹田iP 90400 54.8 8.3 <2344> 平安レイ 90600 60.8 8.7 <5356> 美濃窯 91700 66.7 8.5 <6542> FCHD 92700 61.6 7.3 <5237> ノザワ 93500 67.2 7.7 <9791> ビケンテクノ 94000 50.5 7.9 <6161> エスティック 97700 86.2 8.5 ※単位は、最低投資金額は円、株主資本比率が%、PERは倍。 ※対象条件について、直近予想の「最終利益が経常利益の80%以上」の企業は、特別利益や税控除などにより一時的に最終利益がかさ上げされているケースが多いため、対象から除いた。 ※通期予想が無配・未定の銘柄は除いた。 株探ニュース