川崎汽など海運株が上げ潮に乗る、海運市況回復でバリュー株物色の急先鋒に◇

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 川崎汽船<9107.T>の上げ足に弾みがつき、前日の大幅高に続ききょうも5%の上昇で2600円台に歩を進め、分割修正後株価で約4カ月ぶりに年初来高値を更新した。このほか、日本郵船<9101.T>や商船三井<9104.T>なども上値指向を鮮明とし、海運株への資金還流が目立ってきた。全般はバリュー株見直しの動きが顕在化、低PBR株の宝庫である海運セクターにも投資マネーが食指を動かしている。コンテナ船運賃市況が足もとで急速に上昇傾向をみせているほか、鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数も6月27日に2000の大台を回復し、なお上昇基調を維持し前日時点で早くも2100に乗せてきた。これが海運大手に強力な追い風となっている。また、足もとで進む円安も、運賃ドル建て決済の海運各社には収益押し上げ要因としてポジティブ材料視される。

(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所:MINKABU PRESS

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