三菱UFJなど銀行株が上値指向強める、「ほぼトラ」意識し米長期金利に上昇圧力◇

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 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>や三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>がそろって高く、銀行株が上値指向を強めている。11月の米大統領選に向け、米国時間6月27日に開かれたテレビ討論会では、バイデン大統領の高齢不安を一段と高める方向に作用し、トランプ前大統領が優勢となったとの受け止めが広がっている。トランプ氏が大統領に就任した際には、対中関税の大幅な引き上げによるインフレ高進と、拡張的な財政政策に伴う財政悪化のリスクが高まるとの見方から、足もとで米長期金利には上昇圧力が掛かっている。更に、日米金利差が拡大するとの思惑からドル円相場は一時1ドル=161円台後半までドル高・円安が進行。円安に歯止めを掛けるために日銀が追加利上げに踏み切るとの観測も広げる形となっている。内外金利の上昇期待が高まるなかで、事業環境の好転を見込んだ買いが銀行株に入っている。ゆうちょ銀行<7182.T>や北洋銀行<8524.T>、千葉興業銀行<8337.T>も堅調に推移している。

 (注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所:MINKABU PRESS

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