米外為市場サマリー:米景気の底堅さを手掛かりに一時160円90銭台に上伸

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為替

 6月28日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=160円88銭前後と前日に比べて10銭強のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=172円39銭前後と同30銭程度のユーロ高・円安だった。

 注目された5月の米個人消費支出(PCE)物価指数は、総合の上昇率が前月比で横ばいと4月の0.3%から鈍化し、エネルギーと食品を除くコア指数の前月比の伸び率は0.1%と4月の0.3%から低下した。これを受けてインフレ再燃の警戒感が和らぎ、米連邦準備理事会(FRB)による早期利下げが意識されるなかドル円相場は一時160円26銭まで軟化した。ただ、その後にミシガン大学が発表した6月の米消費者態度指数(確報値)が68.2と速報値の65.6から上方修正されたことで、米景気の底堅さを手掛かりとしたドル買い・円売りが流入。米長期金利が上昇したこともドルの追い風となり、160円96銭まで切り返す場面があった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0713ドル前後と前日に比べて0.0010ドル弱のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS

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