外為サマリー:161円10銭台に上伸、米金利上昇や実需のドル調達需要が相場押し上げ

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為替

 28日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=161円11銭前後と前日の午後5時時点に比べて60銭弱のドル高・円安となっている。

 27日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=160円76銭前後と前日に比べて5銭程度のドル安・円高で取引を終えた。低調な米経済指標を受けて一時160円29銭まで軟化したものの、ドルの押し目買い意欲は強く下げ渋った。

 この日の東京市場のドル円相場は、米連邦準備理事会(FRB)が物価指標として重視する5月の個人消費支出(PCE)物価指数の発表を日本時間今晩に控えて模様眺めムードが強いなかでスタートした。ただ、時間外取引で米長期金利が水準を切り上げるとドル買い・円売りが活発化。きょうは月末・四半期末で実需筋によるドルの調達需要などもあり、午前9時50分過ぎには161円13銭まで上伸する場面があった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0697ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0010ドル弱のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=172円35銭前後と同75銭程度のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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