株価指数先物【昼】 シグナル好転も過熱感が警戒されてくる

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先物

 日経225先物は11時30分時点、前日比580円高の3万9730円(+1.48%)前後で推移。寄り付きは3万9320円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万9290円)を上回り、買いが先行して始まった。開始直後に3万9390円まで買われ、6月11日の戻り高値である3万9350円を突破した。買い一巡後は3万9200円まで上げ幅を縮める場面も見られたが、中盤にかけてロングの動きを強め、ボリンジャーバンドの+2σ(3万9450円)を上放れると、終盤にかけて3万9730円まで上げ幅を広げた。

 日経225先物は、開始直後に6月11日の戻り高値をクリアし、いったん利益確定の動きが入ったものの、終盤にかけてのショートカバーを交えた上昇により、+3σ(3万9820円)に迫ってきた。週足では+2σ(3万9880円)が意識されよう。シグナルは好転する形となったが、+3σに接近してきたことで、やや過熱感が警戒されてくると考えられる。ショートは避けておきたいところだが、ロングについても押し目狙いのスタンスに向かわせよう。過熱を冷ましつつ、節目の4万円および3月18日につけた4万0870円が射程に入ってきそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.16倍に上昇した。14.10倍で始まり、その後14.08倍に低下する場面も見られたが、25日移動平均線(14.06倍)が支持線として機能する形から切り返しており、200日線(14.13倍)を上回ってきた。グローベックスのナスダック100指数先物は小幅ながらプラス圏で推移しており、日経平均型優位のなかでNTロングに振れやすい。

株探ニュース

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