三井住友FGは上値重い、日銀国債買い入れ減額方針決定も長期金利低下が重荷◇

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 三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>は上値の重い展開。みずほフィナンシャルグループ<8411.T>は前日終値を挟んで一進一退の動きを続け、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>はマイナス圏で推移している。日銀はこの日、金融政策決定会合の結果を発表した。長期国債などの買い入れに関しては3月の会合で決定された方針に沿って実施するとしつつ、次回会合において今後1~2年程度の具体的な減額計画を決定すると公表した。減額方針は決まった一方、具体策の公表は次回会合に持ち越しとなった。買い入れ減額の方向性そのものは株式市場には一定程度、織り込まれていたが、イベント通過によるアク抜け感が意識され日経平均株価が一時3万9000円台に乗せるなかにあって、銀行株に買い向かう姿勢は限られている。円債市場では目先の需給面での安心感から長期債価格に上昇(金利は低下)圧力が掛かっており、銀行株の圧迫要因となっているようだ。

(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所:MINKABU PRESS

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