13日の米株式市場の概況、米景気の減速懸念でNYダウ3日続落

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 13日の米株式市場では、NYダウが前日比65.11ドル安の3万8647.10ドルと3日続落した。5月の米国の生産者物価指数が市場予想を下回る結果となった。米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ観測をサポートする内容だったものの、市場では米国景気の減速懸念が広がった。NYダウは一時300ドルを超す下げとなったが、その後は下げ渋る展開だった。米長期金利が低下したことはハイテク関連株の支援材料となった。

 ボーイング<BA>やシェブロン<CVX>、キャタピラー<CAT>が軟調推移。アレス・マネジメント<ARES>とジェネラック・ホールディングス<GNRC>、ヴァージン・ギャラクティック・ホールディングス<SPCE>が売られ、J.ジル<JILL>とシグネット・ジュエラーズ<SIG>が急落した。半面、ホーム・デポ<HD>とユナイテッドヘルス・グループ<UNH>、JPモルガン・チェース<JPM>が上昇した。

 ナスダック総合株価指数は59.124ポイント高の1万7667.560と4日続伸し、連日で最高値を更新した。エヌビディア<NVDA>が上値追いの展開となり、アップル<AAPL>がしっかり。テスラ<TSLA>が高く、ブロードコム<AVGO>が急騰した。一方、アマゾン・ドット・コム<AMZN>とアルファベット<GOOG>が冴えない展開。デイブ&バスターズ・エンターテイメント<PLAY>が大きく水準を切り下げた。

出所:MINKABU PRESS

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