米外為市場サマリー:一時157円20銭台に上伸、対ユーロでのドル買いが波及

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為替

 13日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=157円03銭前後と前日に比べて30銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=168円61銭前後と同80銭程度のユーロ安・円高だった。

 12日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受け、米連邦準備理事会(FRB)は利下げ開始に慎重との見方が広がるなか、日本時間13日夕方にはドル円相場が157円31銭まで上伸する場面があった。ただ、この日に発表された5月の米卸売物価指数(PPI)が前月比で低下したほか、前週分の米新規失業保険申請件数が前の週から増加したことからニューヨーク市場ではドル買いが一服。年内の米利下げ観測が強まったことで米長期金利が低下し、日米金利差の縮小を意識したドル売り・円買いで一時156円59銭まで軟化した。とはいえ、欧州の政局不安を背景としたユーロ売り・ドル買いが対円でのドル買いにつながり、一時157円27銭に切り返した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0737ドル前後と前日に比べて0.0070ドル強のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS

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