米外為市場サマリー:一時157円40銭まで上伸するもドル買い続かず
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11日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=157円13銭前後と前日に比べて10銭弱のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=168円77銭前後と同30銭弱のユーロ安・円高だった。 週内に5月の米消費者物価指数(CPI)や米連邦公開市場委員会(FOMC)、日銀の金融政策決定会合などを控えるなか、内容を見極めたいとして模様眺めムードが広がりやすかった。欧州の政局不安を背景に相対的に安全資産とされる米国債が買われる場面では、日米金利差の拡大を見込んだドル買い・円売りで一時157円40銭まで上伸したが、この日に実施された米10年債入札の堅調な結果を受けて米長期金利が低下に転じるとドル円相場は156円94銭まで軟化。その後は持ち直す動きとなったものの方向感なく推移した。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0741ドル前後と前日に比べて0.0025ドル程度のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS