外為サマリー:157円30銭近辺で一進一退、中銀イベント控え買い手控えムード

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 11日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=157円28銭前後と前日の午後5時時点に比べて29銭程度のドル高・円安となっている。

 10日の米債券市場で長期金利が上昇し、日米金利差が拡大するとの見方がドル円相場の支援材料となるなか、11日の東京市場では輸入企業のドル買い観測が広がり、ドル高・円安が進行した。もっとも上値追いには慎重な姿勢が強く、午後は157円30銭近辺で一進一退の展開となった。株式市場で日経平均株価は伸び悩みながらもプラス圏を維持したが、香港のハンセン指数や上海総合指数が下値を探る展開となり、投資家のリスク選好姿勢をやや後退させた。欧州の政治情勢に対する警戒感もくすぶる状況かで、今週は米国の5月の消費者物価指数(CPI)や米連邦公開市場委員会(FOMC)、日銀の金融政策会合など重要イベントが多く、総じて様子見ムードが優勢となった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0765ドル前後と前日の午後5時時点に比べてほぼ横ばい。対円では1ユーロ=169円30銭強と同35銭弱のユーロ高・円安で推移している。


出所:MINKABU PRESS

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