イトクロ、今期経常を一転赤字に下方修正

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決算

 イトクロ <6049> [東証G] が6月7日大引け後(15:30)に決算を発表。24年10月期第2四半期累計(23年11月-24年4月)の経常損益(非連結)は1億4500万円の赤字(前年同期は3億5400万円の黒字)に転落した。
 併せて、通期の同損益を従来予想の3億円の黒字→7000万円の赤字(前期は3億9100万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した5-10月期(下期)の経常利益は前年同期比2.0倍の7500万円に急拡大する計算になる。

 直近3ヵ月の実績である2-4月期(2Q)の経常損益は1億2500万円の赤字(前年同期は2億4300万円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の20.2%→-10.9%に急悪化した。

 ※業績予想がレンジで開示されている場合は、レンジの中央値に基づいて記事を作成しています。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当社では、当期首より、「塾ナビ」のNo.1シェアを維持するために、戦略的に必要であると判断した期間においては、広告出稿の強化を継続し、状況に応じて広告の出稿強度を変更することを計画しておりました。 そして、前事業年度末においては、学習塾ポータルサイト領域における広告単価の高騰が一定落ち着きを見せていたものの、当事業年度の第1四半期より、同領域における競合他社が広告出稿を強化したことで、広告単価が高騰いたしました。 こうした中で、当社は、当初の計画通り「塾ナビ」のNo.1シェアを維持するために、広告出稿を強化し、当初計画を大幅に上回る広告宣伝費を投下することといたしました。また、その他の教育メディアサービス(「みんなの専門学校情報」、「コドモブースター」)においては、通期において概ね計画通りとなる見込みであります。以上により、営業利益、経常利益、当期純利益については上記のとおり変更いたしました。なお、売上高については前回発表数値を据え置いております。※ 本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。

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