米外為市場サマリー:低調な米経済指標などが影響し一時155円40銭台に軟化

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為替

 6日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=155円61銭前後と前日に比べて50銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=169円47銭前後と同20銭程度のユーロ安・円高だった。

 日銀の中村豊明審議委員が6日の講演で「当面は現状の政策維持が妥当」と発言したことなどを背景とした円売りが続き、ニューヨーク市場で156円44銭までドル高・円安が進む場面があった。ただ、7日に5月の米雇用統計の発表を控えていることから一方向には持ち高を傾けにくくドル買いは続かず。前週分の米新規失業保険申請件数が市場予想を上回ったほか、1~3月期の米労働生産性指数(改定値)で単位労働コストが下方修正されたこともドルの重荷となった。欧州中央銀行(ECB)理事会が0.25%の利下げを決め、予想通りとしてユーロ買い・ドル売りで反応したことも対円でのドル売りにつながり、ドル円相場は一時155円47銭まで軟化した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0890ドル前後と前日に比べて0.0020ドル程度のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS

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