3DM、前期最終を赤字縮小に上方修正

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決算

 スリー・ディー・マトリックス <7777> [東証G] が6月6日大引け後(15:30)に業績修正を発表。24年4月期の連結最終損益を従来予想の10.1億円の赤字→2.5億円の赤字(前の期は24.4億円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。ただ、通期の連結営業損益は従来予想の19.1億円の赤字→21.1億円の赤字(前の期は31.5億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した11-4月期(下期)の連結最終損益も従来予想の8.8億円の赤字→1.1億円の赤字(前年同期は20.6億円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 当社グループの2024年4月期の業績予想について、製品販売4,098百万円(欧州:1,584百万円、米国:1,259百万円、日本:824百万円、その他:431百万円)の事業収益を予想しておりましたが、製品販売は4,588百万円(欧州:1,699百万円、米国:1,527百万円、日本:901百万円、その他:461百万円)と計画を上回る見込みとなりました。全体的に円安による外貨ベースの事業収益増加があったことに加え、主に米国の消化器内視鏡領域にて新規顧客および既存顧客の製品使用量増加の成長が第4四半期において加速したことにより、事業収益の業績予想を上方修正いたします。営業利益については、全体的に円安により外貨ベースのコスト増加があったことに加え、主に欧州並びにオーストラリアにおける粗利減少が影響を及ぼしました。また米国の成長拡大に伴い、当期計画外の支出が発生したことから販売費及び一般管理費の一部増加もあり、業績予想を見直しております。また、為替換算により大きく変動する可能性のある「子会社貸付金の評価」の為替差益の業績予想を見直した結果、経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益の増加を見込んでおります。現段階におきましては「中期経営計画」への影響について精査中であり、2024年4月期通期決算の公表時に合わせて新しい「中期経営計画」を公表する見込みです。

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