米外為市場サマリー:米景気懸念和らぎ一時156円40銭台に上伸
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5日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=156円11銭前後と前日に比べて1円20銭強のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=169円68銭前後と同1円20銭弱のユーロ高・円安だった。 日本の厚生労働省が5日発表した4月の毎月勤労統計調査(速報)で、実質賃金が25カ月連続の前年割れとなったことなどが円の重荷となり、ニューヨーク市場でもドル買い・円売りが先行した。米民間雇用サービス会社ADPが発表した雇用指標が市場予想に届かなったことからドルの上値が重くなる場面もあったが、米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した5月の米非製造業(サービス業)景況感指数が市場予想を上回ったことが分かるとドル買いが再燃。米景気の先行き懸念が和らぐなか、ドル円相場は一時156円48銭まで上伸した。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0869ドル前後と前日に比べて0.0010ドル程度のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS