<動意株・5日>(前引け)=アドソル日進、NCHD、ステラファ

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 アドソル日進<3837.T>=異彩の上げ足で5連騰。2月9日につけた年初来高値1734円をクリアし新値街道に躍り出た。独立系のシステム開発企業で、特に電力・ガスなどエネルギー分野向けシステム開発やソリューション提供で優位性を発揮する。エネルギー分野では複数のデジタルトランスフォーメーション(DX)案件を獲得し収益に反映させているが、今後はデータセンター増設に伴う電力使用量の膨大化を背景に活躍機会が高まることが予想されている。航空・宇宙分野におけるDX案件でも実績が高く、生成AIや自動運転などの次世代産業に関わるICTシステムも得意としている。25年3月期は営業利益段階で前期比4%増の15億円と前期に続いて過去最高更新を見込む。

 NCホールディングス<6236.T>=続急騰でストップ高カイ気配。株価は前日後場に急動意をみせたが、きょうは一気に上げ足を加速させている。4日に米投資会社のミリグループ傘下の買収目的会社ネイビー1がTOBを実施(買い付け価格は1株2208円)し、非公開化を目指すことを発表。買い付け期間は5日から7月17日までを予定している。これを受け、同社株は買い付け価格にサヤ寄せする形で水準を切り上げている。なお、きょうは値幅制限いっぱいに買われても上限は2119円で買い付け価格には届かない。

 ステラファーマ<4888.T>=大幅高で続伸。4日の取引終了後、中国の海南島医療特区における頭頸部がんを対象としたBNCT(ホウ素中性子捕捉療法)の導入に関し、10億円の保証金を受け取ったと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。BNCT用ホウ素医薬品「ステボロニン」の供給に関する基本契約を締結している中国生物科技服務傘下のPengbo社から、基本契約に基づく保証金を受領した。Pengbo社との取り引きやプロジェクトの着実な進展を確認するまでの与信管理の強化を目的とする。特区におけるプロジェクトについては、2025年4月から同年6月までの治療開始に向け順調に推移しているが、BNCTセンターを運営するPengbo社はこのスケジュールを更に早めて24年末までに治療を開始することを目標に掲げて準備を進めているという。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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