米外為市場サマリー:日銀政策正常化が意識され一時154円50銭台に軟化

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為替

 4日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=154円88銭前後と前日に比べて1円20銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=168円50銭前後と同1円70銭弱のユーロ安・円高だった。

 日本時間夕方に一部で「日銀は早ければ来週に開く金融政策決定会合で、長期国債の買い入れの減額についてより具体的な方針を示すことの是非を含めて議論する可能性が大きい」と報じられたことで、日銀による金融政策正常化を意識したドル売り・円買いが優勢となった。また、この日に米労働省が発表した4月の雇用動態調査(JOLTS)で非農業部門の求人件数が市場予想を下回り、労働市場の過熱感が薄れていることから米連邦準備理事会(FRB)が利下げしやすくなるとの見方が広がったこともあり、ドル円相場はニューヨーク市場で一時154円55銭と約3週間ぶりのドル安・円高水準をつけた。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0879ドル前後と前日に比べて0.0025ドル程度のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS

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