続落、OPECプラスの増産見通しや米景気悪化懸念で=NY原油概況

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先物

NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=73.25(-0.97 -1.31%)

 ニューヨーク原油の期近は続落。石油輸出国機構(OPEC)プラスの増産見通しや、米景気悪化懸念が相場を引き続き圧迫した。今週の米ISM製造業景気指数に続き、米JOLTS求人件数が弱かった一方、米インフレ率が再び上振れする兆候があるため米利下げ開始の条件は依然として整っておらず、高水準の金利負担が重くのしかかるなかで米経済の不透明感が拡大している。ただ、米国の需要が強まる時期に入っていることは下支え要因。先週の米メモリアル・デーから米国はドライブシーズン入りしている。

 時間外取引から7月限は下落。一時72.48ドルまで下落し、中心限月として2月以来の安値を更新。ただ、その後は売りが一巡し、通常取引が始まると下げ幅を縮小した。

MINKABU PRESS

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