内田洋、今期経常を8%上方修正、配当も20円増額

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決算

 内田洋行 <8057> [東証P] が6月4日大引け後(15:00)に決算を発表。24年7月期第3四半期累計(23年8月-24年4月)の連結経常利益は前年同期比10.3%増の99億円に伸びた。
 併せて、通期の同利益を従来予想の93億円→100億円(前期は91.6億円)に7.5%上方修正し、増益率が1.5%増→9.2%増に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した2-7月期(下期)の連結経常利益も従来予想の58.6億円→65.6億円(前年同期は64.6億円)に11.9%増額し、一転して1.5%増益計算になる。

 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の190円→210円(前期は190円)に増額修正した。

 直近3ヵ月の実績である2-4月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比3.0%増の64.7億円となったが、売上営業利益率は前年同期の7.3%→6.8%に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当期(2024年7月期通期)においては、好調な企業業績を背景に大企業の大型オフィス構築案件の獲得が順調に増加したことに加え、大手民間企業のDX投資意欲は継続して高く、クラウドベースのサブスクリプション型ソフトウェアライセンス契約で大規模案件の獲得が増加し、クラウド型の会議室運用支援サービスなどICTサービスの展開も堅調に推移しています。 公共市場では、前年対比では四半期毎に変動があるものの当初の計画通りに推移していることから、2024年7月期通期業績予想につきましては、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益とも計画を上回る見込みであります。

  当社は、株主様への還元につきましては、安定的な配当を前提に「財務基盤の充実」と「中長期的な会社の経営戦略の実現に向けた投資」とのバランスをとり、その一層の充実を目指すことを基本方針としております。 2024年7月期の業績につきましては、業績予想の修正の理由にありますとおり、順調に推移しておりますことから、この基本方針を踏まえつつ、株主の皆様の日頃のご厚誼にお応えするため、1株当たり20円の増配を実施する予定といたしました。これにより、2024年7月期における1株当たり期末配当予想は、210円となる予定です。 なお、本件につきましては2024年10月に開催予定の定時株主総会において付議する予定であります。※本資料に記載されている業績予想および配当予想は、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであります。実際の業績及び配当は、今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。

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