10万円以下で買える、財務健全&低PBR 24社【プライム】編 <割安株特集>
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少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。SBI証券と楽天証券のネット証券大手2社が株式の売買手数料無料化を打ち出すなど、投資家は手数料を気にせずに売買することが可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには注意が必要だ。 東証プライム上場企業では270銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、財務体質の安全性を見る指標の1つである「株主資本比率」に注目してみた。株主資本は株主からの払込金と、過年度からの利益の蓄積で構成される。負債とは異なり返済・支払を必要としない資金であるため、総資産に対する比率が高いほど財務の安定性が高いとされる。また、割安株という観点からPBR(株価純資産倍率)が理論上の解散価値である1倍を下回る銘柄に絞り込んだ。 下表は東証プライム上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)株主資本比率が60%以上、(3)PBRが1倍未満――を条件に投資妙味が高まる24社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは31日現在) なお、6月2日(日)16時00分に「10万円以下で買える、財務健全・低PBR【スタンダード】編」を配信する予定です。ご期待下さい。 最低投資 株主資本 コード 銘柄名 金額 比率 PBR <1786> オリエン白石 35800 68.5 0.95 <6262> ペガサス 51500 68.9 0.43 <9788> ナック 53100 60.6 0.99 <5957> 日東精 58900 61.1 0.66 <6480> トムソン 60300 63.8 0.55 <7600> 日本MDM 62200 81.0 0.64 <6445> ジャノメ 68300 67.3 0.37 <7955> クリナップ 71800 62.1 0.46 <4215> タキロンCI 73400 61.9 0.74 <3580> 小松マテーレ 73500 75.6 0.78 <9990> サックスバー 76500 70.7 0.80 <4548> 生化学 78700 88.4 0.59 <6167> 冨士ダイス 78800 79.0 0.76 <5959> 岡部 79300 70.9 0.59 <7347> マーキュリア 84100 86.5 0.98 <9474> ゼンリン 86000 65.3 0.93 <6140> 旭ダイヤ 88400 84.2 0.73 <3608> TSIHD 89100 72.7 0.69 <6118> アイダ 89600 65.2 0.63 <7820> ニホンフラ 90100 70.3 0.65 <9412> スカパーJ 91600 66.7 0.96 <4097> 高圧ガス 92000 63.0 0.67 <5408> 中山鋼 95700 68.7 0.50 <9543> 静ガス 96600 70.0 0.65 ※単位は、最低投資金額は円、株主資本比率が%、PBRは倍。 ※通期予想が最終赤字、無配・配当未定の銘柄は除いた。 株探ニュース