ヘリオスが切り返し急、国内有力証券は投資判断引き上げ◇

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 ヘリオス<4593.T>が切り返し急。SBI証券は30日、ヘリオスの投資判断を「中立」から「買い」へ引き上げた。24年12月期中に米社が創製した幹細胞製品「MultiStem」関連のディールが期待できるなどと指摘。一方で、バリュエーションの切り上がりにはMultiStemの開発での確実な進捗などが必要との見方を示す。同証券はヘリオスの25年12月期の営業損益予想を25億7000万円の赤字(従来は32億7500万円の赤字)に見直した。目標株価は370円としている。

 なお、ヘリオスは30日、理化学研究所と大阪大学、住友ファーマ<4506.T>とともに、網膜色素上皮細胞の製造方法に関する特許についてビジョンケア(神戸市中央区)などが特許技術の使用に向けた裁定を求めていた件で和解が成立したと発表。ヘリオスと住友ファーマが開発する他家iPS細胞由来網膜色素上皮細胞の事業への影響は、軽微としている。

(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所:MINKABU PRESS

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