レゾナックは朝高後下げ転換、1~3月期最終黒字額が通期計画超過も利益確定売り

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 レゾナック・ホールディングス<4004.T>は朝高後に下げに転じた。15日の取引終了後、24年12月期第1四半期(1~3月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比7.5%増の3213億7400万円、最終損益は270億6300万円の黒字(前年同期は122億6300万円の赤字)となった。最終損益の黒字額は第1四半期ながら、通期計画(250億円)を上回った。これを材料視した買いが先行し、株価は一時7%を超す上げとなったが、年初来高値の4000円を手前に利益確定売りが膨らみ、値を消す展開となった。

 旧本社土地建物の固定資産売却益が発生し、最終利益を押し上げた。半導体・電子材料部門では、データセンター向けのHDメディア需要の回復や、SiC(炭化ケイ素)エピタキシャルウエハーの販売数量の増加を背景に増収となり営業黒字に転じた。リチウムイオン電池材料は、民生向けでは需要減速の影響が続いた一方、電動車向けで数量が増加し増収・大幅増益となり、ともにケミカル部門での減収減益による影響を補った。

出所:MINKABU PRESS

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