米外為市場サマリー:米利下げ観測再燃で一時154円70銭に軟化

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為替

 15日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=154円88銭前後と前日に比べて1円55銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=168円58銭前後と同70銭弱のユーロ安・円高だった。

 この日に米労働省が発表した4月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比の上昇率が3.4%と3月の3.5%から鈍化し、エネルギーと食品を除くコア指数も3.6%と前月の3.8%から減速した。また、米商務省が発表した4月の小売売上高は前月比で横ばいだった。これを受けて市場では米連邦準備理事会(FRB)が早ければ9月にも利下げに踏み切るとの見方が広がり、米長期金利が低下するとともに日米金利差の縮小観測を背景としたドル売り・円買いが流入。5月のニューヨーク連銀製造業景況指数や5月のNAHB住宅市場指数が悪化したこともドルの重荷となり、ドル円相場は一時154円70銭まで軟化した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0884ドル前後と前日に比べて0.0065ドル程度のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS

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