フォーバルＴ、前期経常を28％上方修正・2期ぶり最高益、配当も1円増額

　フォーバルテレコム <9445> [東証Ｓ] が5月10日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の7.9億円→10億円(前の期は6.4億円)に27.6％上方修正し、増益率が23.2％増→57.3％増に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2.8億円→5億円(前年同期は5.6億円)に76.2％増額し、減益率が49.1％減→10.3％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の17円→18円(前の期は17円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　通期の連結業績予想につきましては、「ユーティリティ・ビジネス」の電力小売事業において、燃料価格の低下に伴う原価の縮小及び契約数の増進等により、営業利益、経常利益ともに前回発表予想を上回る見込みとなりました。　親会社株主に 帰属する当期純利益は、経常利益の増益と併せて特別利益に貸倒引当金戻入益８９百万円、移転補償金５７百万円を計上し、前回発表予想を上回る見込みとなりましたので、業績予想を上記の通り修正いたします。

　　当社は、業績に連動した利益還元として連結配当性向50％程度を目安に、事業の安定と伸長に要するシステム投資や販売促進に充てる内部留保、財務の健全性の担保、特別損益に拠らない事業の実力値を配慮の上、配当を決定いたします。　この方針に基づき、当期の業績予想を踏まえて総合的に検討した結果、期末の１株当たり配当金の配当予想を修正いたします。※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき判断したものであり、実際の業績等は今後の様々な要因により、これらの予想数値とは異なる場合があります。