大同工、前期経常を38%下方修正、配当も10円減額

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決算

 大同工業 <6373> [東証S] が4月25日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の12億円→7.5億円(前の期は16.5億円)に37.5%下方修正し、減益率が27.4%減→54.6%減に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の7.3億円→2.8億円(前年同期は0.4億円)に61.3%減額し、増益率が15倍→5.8倍に縮小する計算になる。

 業績悪化に伴い、期末一括配当を従来計画の25円→15円(前の期は15円)に大幅減額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 売上高は産業機械用チェーンにおいて海外向けの受注が減少し、また搬送関連設備において客先の納期順延等が発生したことにより前回予想を下回る見込みであります。また、利益面については売上高減少の影響に加え、令和6年能登半島地震の影響により、一時工場が操業停止したこと、および前述の営業外費用、特別損失を計上した結果、前回予想を下回る見込みとなったため、上記のとおり修正いたします。

 当社は、株主の皆様への利益還元を経営上の重要政策と位置付け、安定した配当の維持を基本とし、通期の業績、経営環境並びに中長期的な財務体質の強化等を総合的に勘案して配当を行う方針としております。この方針に基づき、2024年3月期の期末配当金につきましては、1株当たり25円を予定しておりましたが、前述の営業外費用および特別損失の計上、業績予想の修正、今後の経営環境等を総合的に勘案し、株主の皆様には誠に遺憾ではございますが、期末配当金予想を15円に修正させていただきます。

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