株価指数先物【寄り前】 急落局面でロングのタイミングを探るも、戻り売りのショートが優勢

投稿:

先物

大阪12月限ナイトセッション
日経225先物 57400 -3520 (-5.77%)
TOPIX先物 3781.0 -160.0 (-4.05%) 
シカゴ日経平均先物 57350 -3570
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 5日の米国市場はNYダウ、S&P500、ナスダックの主要な株価指数が大幅に下落。中間選挙後の上昇から一転して急落となり、NYダウは前日の上げ幅を帳消しにした。米中間選挙と同時に実施されたテキサス州などの知事選では、AI(人工知能)データセンター建設の抑制を掲げる民主党候補が勝利した。データセンター建設に対する規制強化への懸念が広がり、半導体やAI関連株を中心に売りが広がった。

 NYダウ構成銘柄では、エヌビディアの下落率が9%を超えたほか、シスコシステムズ、キャタピラー、ゴールドマン・サックス・グループ、ハネウェル・インターナショナル、JPモルガン・チェースが軟調。

 NYダウ構成銘柄ではないが、4日夕に四半期決算を発表したクアルコムやアーム・ホールディングスのほか、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ、マイクロン・テクノロジーが売られ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の下落率は12%を超えた。

 シカゴ日経平均先物(円建て)の清算値は大阪比3570円安の5万7350円だった。5日取引終了後の日経225先物(12月限)のナイトセッションは、日中比200円高の6万1120円で始まった。6万1510円まで買われた後は、6万0950円~6万1500円辺りでの保ち合いを継続。ただし、米国市場の取引開始後に下方向へのバイアスが強まると、終盤にかけて5万7360円まで急落。日中比3520円安の5万7400円と、ナイトセッションの安値圏で取引を終えた。

 下向きで推移していたボリンジャーバンドの-2σ(5万8850円)と-1σ(6万2160円)とのレンジが意識されていたが、-2σを一気に割り込んできた。-3σ(5万5540円)が射程に入ってきたことで、売り方のクローズに伴うショートカバーは一定程度入ると考えられるものの、急落に伴うレバレッジ型ETFのリバランスによる先物売りが強まる可能性もあるため、自律反発狙いのロングは限られそうである。

 まずは売り一巡後の底堅さを見極めたうえで、自律反発を想定したロングが意識されるだろうが、スキャルピング中心になりそうだ。売られ過ぎの水準ながらも、基本的には戻り売り狙いのショートが優勢になろう。

 週足では52週移動平均線(5万9820円)および-2σ(5万9320円)を割り込み、-3σ(5万3640円)が次の下値メドとして意識される。-3σに接近する局面では、ロングのタイミングを探ることになりそうだ。

 5日の米VIX指数は28.18(4日は16.61)に急伸した。3月27日につけた31.05が射程に入ってきたことで、投資家のリスク回避姿勢が強まりそうである。ただし、同水準ではいったん上昇が一服し、ダブルトップ形成が意識される可能性もあるため、見極めたいところであろう。

 5日のNT倍率は先物中心限月で15.45倍(4日は15.96倍)に低下した。指数インパクトの大きい半導体やAI関連株の一角が日経平均株価を大きく押し下げ、15.78倍と200日線(15.88倍)を割り込んで始まると、後場に入って半導体株が一段安となるなかで15.45倍まで低下した。ナイトセッションでは15.18倍に低下しており、NTショートが一段と強まる形となりそうだ。

株探ニュース

オンラインで簡単。
まずは無料で口座開設

松井証券ならオンラインで申し込みが完結します。
署名・捺印・書類の郵送は不要です。