前週末30日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―
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■ハリマ化成G <4410> 1,355円 (+300円、+28.4%) ストップ高 東証プライムの上昇率トップ。ハリマ化成グループ <4410> [東証P]がストップ高。2019年11月以来の高値圏に浮上した。同社は30日午後1時、27年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を修正し、今期の経常利益予想を従来の28億円から50億円(前期比66.9%増)に引き上げた。経常減益の予想から一転して8期ぶりの最高益更新を計画する。配当予想の増額修正も公表し、評価されたようだ。今期の売上高予想は1100億円から1250億円(同20.5%増)に見直した。4-9月期において塗料用樹脂が増収となったほか、半導体レジスト用樹脂の販売が好調に推移した。ローター事業では北米で路面標示塗料用樹脂が増加。南米でガムロジンやテレピン油が好調で、全体として売上高と利益は計画に対して上振れして着地した。中間期の業績動向が下期にも継続するとみて、通期の業績予想を見直した。これまで中間・期末でそれぞれ21円、年間42円としていた配当予想については、中間・期末それぞれで25円の年間50円(特別配当4円含む)に増額修正した。年間では前期比8円の増配を計画する。 ■メタウォータ <9551> 3,700円 (+700円、+23.3%) ストップ高 東証プライムの上昇率2位。メタウォーター <9551> [東証P]がストップ高。29日の取引終了後、27年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を上方修正した。売上高を2400億円から2450億円(前期比16.8%増)、営業利益を150億円から175億円(同35.9%増)に引き上げた。同時に年間配当予想を中間・期末各45円の90円(前期実績は70円)と前回予想から10円増額しており、これらを好感した買いが集まった。北米子会社で既存製品・新技術が好調に推移していることや国内の環境エンジニアリング事業における収益性の改善などを織り込んだ。なお、9月中間期は売上高が865億3200万円(前年同期比14.4%増)、営業利益が7億7100万円(同31.2%減)だった。25年4月に企業統合した米エンジニアリング子会社シュウイング・バイオセットにおいて不採算処理の影響が一部残っていた。 ■ペガサス <6262> 573円 (+80円、+16.2%) ストップ高 PEGASUS <6262> [東証S]がストップ高。同社は30日、27年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績・配当予想を修正した。未定としていた期末配当予想は65円とし、中間配当とあわせた年間配当予想は前期比50円増配の80円とした。中期経営計画も公表し、株主還元に関してはDOE(株主資本配当率)6%以上の配当を実施する方針を示した。大幅増配計画と配当利回りの高さを好感した買い注文が集まった。なお、同社は27年3月期の売上高予想を従来見通しから18億7400万円減額して203億600万円(前期比6.2%減)、最終損益予想を2億5000万円の黒字から4億3500万円の赤字(前期は3億2300万円の黒字)に見直した。バングラデシュやインドにおいて設備投資に慎重な姿勢がみられており、アパレルマシナリー事業の売上高が下振れする。オートモーティヴ事業での利益率の低下による影響なども通期予想に反映した。 ■AIAI <6557> 755円 (+100円、+15.3%) ストップ高 AIAIグループ <6557> [東証G]がストップ高。30午後3時ごろ、27年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を上方修正した。売上高を260億円から300億円(前期比2.1倍)、営業利益を12億円から20億円(同80.9%増)に引き上げた。同時に初配当として期末一括配当15円を実施すると開示しており、これらを好感した買いが集まった。保育施設における公定価格の上昇や充足率向上、療育施設の伸長が寄与している。加えて、下半期から9月1日に子会社化したハビー及び同社グループの業績が加わることも踏まえた。なお、9月中間期は売上高が128億3200万円(前年同期比86.6%増)、営業利益が7億1700万円(同85.1%増)だった。 ■コナミG <9766> 26,385円 (+3,445円、+15.0%) 東証プライムの上昇率4位。コナミグループ <9766> [東証P]が急騰。29日取引終了後、27年3月期連結業績予想について売上高を5050億円から5830億円(前期比18.1%増)へ、営業利益を1430億円から1930億円(同42.0%増)へ上方修正すると発表した。配当予想も224円から299円(前期221円50銭)に増額した。「eFootball」「遊戯王」などの主力タイトルが好調に推移しているため。これを好感した買いが入った。 ■タカラトミー <7867> 4,922円 (+514円、+11.7%) 東証プライムの上昇率5位。タカラトミー <7867> [東証P]が続急騰。29日の取引終了後に、27年3月期の連結業績予想について、売上高を2850億円から3000億円(前期比10.9%増)へ、営業利益を260億円から300億円(同23.7%増)へ、純利益を180億円から200億円(同71.2%増)へ上方修正したことが好感された。上期においてキダルト向け売り上げが一層伸長しており、日本におけるキデイランドで人気キャラクター関連商品の販売が好調であったことをはじめ、「ガチャ」「ベイブレードX」「デュエル・マスターズ」「トミカ」などの販売が拡大したことが要因。また、アジアで「ベイブレードX」や「トミカ」の販売が好調だったことや、第1四半期に関税還付を計上したことも寄与する。 ■三和HD <5929> 3,935円 (+402円、+11.4%) 東証プライムの上昇率6位。三和ホールディングス <5929> [東証P]が5日ぶり急反騰。30日午前11時30分ごろに、27年3月期の期末配当予想を73円から96円へ引き上げ、年間配当予想を169円(前期130円)としたことが好感された。配当方針を変更し、DOE(株主資本配当率)の目安を従来の10%から15%へ引き上げたことに伴うものという。また、上限を371万株(自己株式を除く発行済み株数の1.79%)、または100億円とする自社株買いの実施と12月11日付での300万株(消却前発行済み株数の1.37%)の自社株の消却を実施すると発表しており、これも好材料視された。同時に、27年3月期の連結業績予想について、営業利益を810億円から720億円(前期比9.0%減)へ、純利益を600億円から450億円(同24.7%減)へ下方修正した。売上高は6770億円(同2.5%増)の従来見通しを据え置いたものの、海外事業において市場減速に伴い販売数量が減少したことや、インフレによる原材料費などのコスト上昇が収益を圧迫。また、構造改革費用を計上することも響く。なお、9月中間期連結決算は、売上高3173億8700万円(前年同期比2.6%増)、営業利益293億3200万円(同12.9%減)、純利益221億4200万円(同16.3%減)だった。 ■西部ガスHD <9536> 2,794円 (+270円、+10.7%) 東証プライムの上昇率7位。西部ガスホールディングス <9536> [東証P]が続急騰。同社は29日取引終了後、27年3月期通期の連結業績予想を修正。営業利益の見通しは従来の100億円から125億円(前期比0.3%増)に引き上げた。売上高予想も2530億円から2770億円(同5.8%増)に上方修正。国際エネルギー事業及びガス事業の増収増益が見込まれることが主な要因だという。なお、今回予想の前提は原油価格が1バレル=100ドル(前回は80ドル)、為替は1ドル=155円(同155円)としている。 ■マースGHD <6419> 3,285円 (+300円、+10.1%) 東証プライムの上昇率8位。マースグループホールディングス <6419> [東証P]が続急騰。29日の取引終了後、取得総数120万株(自己株式を除く発行済み株式総数の6.95%)または取得総額42億円を上限とする自社株買いを行うと開示しており、好感した買いが優勢になっている。取得期間は10月30日から来年3月31日までとし、東京証券取引所における市場買い付けで実施する。同時に27年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結決算を開示した。売上高が144億8800万円(前年同期比13.5%減)、営業利益が33億6900万円(同29.7%減)だった。パチンコ周辺機器を展開する主力のアミューズメント関連事業が大幅な減収減益で着地した。 ■中部飼 <2053> 2,132円 (+174円、+8.9%) 東証プライムの上昇率9位。中部飼料 <2053> [東証P]が4日ぶり急反発。同社は30日午後2時、27年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比9.5%増の1127億8800万円、最終利益は同2.3倍の48億2400万円となった。大幅な増益で着地したほか、立会外での自社株買いの実施も発表。資本効率の向上につながる取り組みも評価される形となり、買いが集まったようだ。配合飼料価格と原材料価格の差が拡大し、利益を押し上げる要因となった。不動産売却益も発生し、最終利益の大幅増に寄与した。中部飼は30日終値にて、11月2日朝の東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT─3)において、110万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.83%)を上限とする自社株買いを実施する。取得総額の上限は26億円。株主還元の充実と資本効率の向上を図るため、一部の政策保有株主から取得する。 ■OLC <4661> 3,438円 (+268円、+8.5%) 東証プライムの上昇率10位。オリエンタルランド <4661> [東証P]が続急伸。29日取引終了後、27年3月期連結業績予想について売上高を7243億1200万円から7633億3400万円(前期比8.3%増)へ、営業利益を1607億7600万円から1854億6500万円(同10.1%増)へ上方修正すると発表した。営業利益は従来の減益予想から一転増益で、2期ぶり過去最高更新の見通しとなった。配当予想も16円から18円(前期15円)に増額した。これを好感した買いを呼び込んでいる。東京ディズニーシーの25周年イベント「スパークリング・ジュビリー」などにより、テーマパーク入園者数やゲスト1人当たり売上高が増加したことを織り込んだ。年間入園者数の予想は2800万人から2850万人に見直した。 ■沖縄セルラー <9436> 3,425円 (+235円、+7.4%) 沖縄セルラー電話 <9436> [東証S]が急反発。同社はKDDI <9433> [東証P]子会社で、携帯電話サービスを展開。29日の取引終了後、27年3月期第2四半期累計(4~9月)連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を上方修正した。売上高を900億円から930億円(前期比7.7%増)、営業利益を191億円から209億円(同11.8%増)に引き上げており、業況を評価した買いが集まった。モバイル総合収入や端末販売収入などが増加するほか、通信設備使用料が減少する。なお、9月中間期は売上高が453億5400万円(前年同期比7.8%増)、営業利益が120億9200万円(同29.3%増)だった。 ■オエノンHD <2533> 485円 (+30円、+6.6%) オエノンホールディングス <2533> [東証P]が続急伸。29日の取引終了後、株主還元方針の変更を発表した。今期から株主資本配当率(DOE)の目標水準を従来の2.5%から3%、総還元性向目標を30%以上から40%以上に引き上げる。同時に期末一括配当予想を15円(前期実績は11円)と前回予想から3円増額しており、これらを好感した買いが集まった。また、あわせて投資有価証券売却に伴う特別利益を計上すると開示。売却益は5億円になる見通し。保有する上場有価証券1銘柄をこの日に市場売却し、政策保有株式の縮減と資本効率の向上を図る。なお、通期業績予想に与える影響は現在精査中だという。 ■ANAHD <9202> 3,043円 (+180.5円、+6.3%) ANAホールディングス <9202> [東証P]が続急伸。29日の取引終了後にソラシドエア(宮崎県宮崎市)とAIRDO(札幌市中央区)を傘下に持つリージョナルプラスウイングス(東京都大田区、以下RPW)を株式交換により完全子会社化すると発表しており、これを好感した買いが入った。ANAHDは現在、RPW社株式の15.32%を保有しているが、来年4月1日をメドに株式交換により残りの持ち分を取得する。交換比率などの詳細は未定。苦戦が続く国内旅客事業の収益力復元を図るのが狙いだ。同時に、9月中間期連結決算を発表しており、売上高1兆3987億円(前年同期比17.5%増)、営業利益881億6000万円(同9.7%減)、純利益670億8600万円(同11.8%減)となった。国際旅客・国際貨物で需要と単価が好調に推移し、売上高は上期として過去最高を更新したが、中東情勢の影響などで燃油費が高騰し利益を圧迫した。なお、27年3月期通期業績予想は、売上高2兆8700億円(前期比13.0%増)、営業利益1500億円(同31.0%減)は従来見通しを据え置いたが、純利益は政策保有株式の売却などにより960億円から990億円(同41.4%減)へ上方修正した。 ■神奈交 <9081> 3,855円 (+220円、+6.1%) 神奈川中央交通 <9081> [東証P]が続急伸。同社は10月29日大引け後(15:30)に決算を発表、27年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比19.4%増の56億円に伸び、従来の4.5%減益予想から一転して増益で着地したことが好感されたようだ。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の90円→95円(前期は90円)に増額修正した。 ■ステップ <9795> 2,281円 (+126円、+5.9%) ステップ <9795> [東証P]が続急伸。同社は10月29日大引け後(15:30)に決算を発表、26年9月期の経常利益(非連結)は前の期比7.9%増の41.7億円になり、27年9月期も前期比3.1%増の43億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが好感されたようだ。これで7期連続の増収、4期連続増益になる。同時に、前期の年間配当を88円→91円(前の期は85円)に増額し、今期も前期比3円増の94円に増配する方針とした。 ■能美防災 <6744> 4,445円 (+240円、+5.7%) 能美防災 <6744> [東証P]が急伸。29日の取引終了後に27年3月期の連結業績予想について、売上高を1576億円から1643億円(前期比17.6%増)へ、営業利益を190億円から225億円(同22.6%増)へ、純利益を133億1000万円から167億円(同22.4%増)へ上方修正したことが好感された。足もとの市場環境が底堅く推移していることに加えて、追加受注の促進などにより上期に完工した大型物件の採算性が向上したこと、更に、コスト上昇への対応として進めてきた価格改定や業務効率化への取り組みも貢献する。 ■郵船 <9101> 7,548円 (+397円、+5.6%) 日本郵船 <9101> [東証P]が3日ぶり急反発。29日の取引終了後、27年3月期の連結業績予想を上方修正した。売上高を2兆8810億円から3兆円(前期比23.8%増)、営業利益を1850億円から2100億円(同51.5%増)、最終利益を2400億円から3300億円(同55.8%増)に引き上げており、業況を好感した買いが集まった。コンテナ船の運賃市況が前回予想を上回っているため、コンテナ船事業を運営する持ち分法適用会社オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)の業績が当初予想を上回る。加えて、鉄鉱石や石炭など非梱包貨物を輸送するドライバルク事業、原油や石油製品などを輸送するエネルギー事業の市況が堅調であることも踏まえた。第2四半期累計(4~9月)業績は前回予想から上振れして着地。為替レートは1ドル=160円47銭、燃料価格は1トン=759.88ドルだった。通期業績予想の前提とする為替レートは1ドル=157円98銭、燃料価格は1トン=802.32ドルとしている。 ■資生堂 <4911> 3,825円 (+194円、+5.3%) 資生堂 <4911> [東証P]が続急伸。全般相場が下落するなか逆行高し、株価は一時3826円まで買われ、約2ヵ月ぶりに年初来高値を更新した。岡三証券は29日、同社株のレーティングを3段階で最上位の「強気」で新規カバレッジを開始した。目標株価は4400円とした。同社の業績は25年12月期にコア営業利益が増益に転じ、収益性が改善してきている。今後は、日本事業での安定した拡大に加え、中国本土を中心に中国・トラベルリテール(TR)事業の売り上げ回復が増益を牽引すると予想。26年12月期のコア営業利益は前期比64.9%増の734億円(会社予想690億円)を見込んでいる。 ■第一三共 <4568> 2,754円 (+136.5円、+5.2%) 第一三共 <4568> [東証P]が続急伸。同社は30日午後1時ごろ、27年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比34.4%増の1937億9500万円となり、通期計画の3200億円に対する進捗率は60.6%となった。売上収益は同19.7%増の1兆1672億3300万円で着地。抗がん剤の「エンハーツ」や「ダトロウェイ」が成長したことなどが寄与した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。 ※30日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。 株探ニュース