話題株ピックアップ【夕刊】(1):データセク、信越ポリ、アドテスト
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■データセクション <3905> 2,330円 +400 円 (+20.7%) ストップ高 本日終値 データセクション<3905>が連日で急騰。3営業日連続でストップ高に買われた。同社は前週末23日にAIインフラ及びGPUコンピュートサービスの提供を開始したと発表。同時に、AIデータセンターの稼働状況などに関する説明会を26日にオンラインで開くと明らかにし、資料を自社のホームページで公開した。一連の発表を受け、商用稼働の開始による事業の成長を期待した買いが続いている。 ■大日本塗料 <4611> 1,935円 +321 円 (+19.9%) 本日終値 東証プライム 上昇率トップ 大日本塗料<4611>は後場急騰し、年初来高値を更新した。きょう午後2時ごろ、27年3月期の連結業績予想を修正したと発表。売上高を960億円から1000億円(前期比6.7%増)、営業利益を55億円から80億円(同2.1倍)、最終利益を34億円から58億円(同3.4倍)に引き上げており、業況を評価した買いが集まった。営業利益は9期ぶり、経常利益は10期ぶりに過去最高益を更新する見通しになった。第2四半期累計(4~9月)の業績が当初予想から上振れ着地。主力の国内塗料事業の販売数量が想定を超えた。前期におけるJISマーク表示の一時停止処分の解除やその後の再発防止策の進捗などにより、構造物用塗料を中心に販売回復が進んだという。また、2月に開示していた中国子会社の迪恩特塗料(浙江)の売却が完了し、関係会社株式売却益4億1000万円を計上することも最終利益を押し上げた。 ■信越ポリマー <7970> 2,505円 +269 円 (+12.0%) 本日終値 東証プライム 上昇率2位 信越ポリマー<7970>は物色人気を集めた。26日取引終了後、27年3月期連結業績予想について売上高を1200億円から1270億円(前期比10.3%増)へ、営業利益を160億円から182億円(同29.6%増)へ上方修正すると発表した。配当予想も66円から72円(前期62円)に増額した。半導体関連容器やラッピングフィルムが引き続き好調に推移すると見込まれるため。これが好感された。あわせて、取得上限45万株(自己株式を除く発行済み株式総数の0.56%)、または12億5000万円とする自社株買いの実施を発表した。ストック・オプション権利行使時に交付する株式として使用するため。取得期間は10月27日~12月31日。 ■早稲田アカデミー <4718> 2,800円 +264 円 (+10.4%) 本日終値 東証プライム 上昇率3位 早稲田アカデミー<4718>は大幅高で年初来高値更新。26日取引終了後、27年3月期連結業績予想について売上高を405億2000万円から409億円(前期比8.6%増)へ、営業利益を42億3900万円から47億7000万円(同20.5%増)へ上方修正すると発表した。配当予想も75円から85円(前期55円)に増額した。上期に塾生数が計画を上回って順調に推移し、夏期合宿・夏期集中特訓の集客も好調だったことから、この影響を織り込んだ。各種費用の見直しも奏功する見通し。 ■アドバンテスト <6857> 33,860円 +2,790 円 (+9.0%) 本日終値 東証プライム 上昇率4位 アドバンテスト<6857>は4日ぶりに急反発。前週後半から週明けまでの3営業日で3300円以上の下落をみせており、目先リバウンド狙いの買いが入りやすくなっていた。そうしたなか前日の米国株市場でエヌビディアをはじめ半導体関連株への買い戻しが顕在化し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2.8%高と大幅高で目先底入れを示唆、アドテストもその流れに乗る格好となっている。同社はあす28日に27年3月期中間期(26年4~9月)決算を発表する予定。好決算が予想されるなか、株価は10月上旬の最高値から大幅に調整した後だけに、それを先取りする投資資金を引き寄せている。 ■乾汽船 <9308> 2,307円 +185 円 (+8.7%) 本日終値 乾汽船<9308>が急伸。26日の取引終了後、英アセット・バリュー・インベスターズ(AVI)が乾汽船の株式について、新たに5%を超えて保有していることが明らかとなり、思惑視されたようだ。同日に提出された大量保有報告書によると、アセット・バリューの保有割合は5.06%。報告義務発生日は19日。同報告書には、持続的な企業価値の向上に向けた重要提案行為などを行う可能性があると記載している。 ■イビデン <4062> 8,952円 +704 円 (+8.5%) 本日終値 東証プライム 上昇率6位 イビデン<4062>が切り返し急。ICパッケージの供給でAIインフラを支える重要サプライヤーとして株式市場でも大きなプレゼンスを誇っている。AI関連企業の過剰投資問題は同社株にも少なからずダメージをもたらし、10月上旬に1万2000円台にあった株価は23日に8000円を割り込む場面があった、週明け26日の米株式市場ではアンソロピックのIPO(新規株式公開)に向けた目論見書公開を背景に、AI・半導体関連株への物色意欲が再燃。27日の東京市場においてもその流れが波及している。加えて、26日のインテル 株はアナリストによる投資判断と目標株価引き上げの動きを背景に前週末比で一時6%近く上昇した。インテル関連株と位置付けられるイビデンにはこれも追い風となり、買い意欲の回復につながったようだ。 ■パワーエックス <485A> 1,819円 +141 円 (+8.4%) 本日終値 パワーエックス<485A>は大幅続伸。26日の取引終了後、大型蓄電システム「Mega Power 2500」の出荷を始めたと発表。あわせて累計受注台数が25日時点で477台に上ったことを明らかにしており、これらが株価の刺激材料となったようだ。受注台数のうち444台が2027年搬入予定となっている。同製品は液冷式の蓄電モジュールを採用し、10フィートコンテナに2507キロワット時の蓄電容量を搭載。パワーエックス従来の20フィートコンテナ型蓄電システムと比べ、設置面積が半分で多様な設置環境に対応できるうえ、設置面積当たりの蓄電容量が約1.8倍になっているという。 ■アンリツ <6754> 2,844.5円 +205.5 円 (+7.8%) 本日終値 東証プライム 上昇率8位 アンリツ<6754>が4日ぶりに急反発。AI・半導体株に見直し買いが入るなか、同社株にも物色の矛先が向かった。SMBC日興証券は26日、同社株の投資評価を3段階で真ん中の「2」から最上位の「1」に引き上げた。目標株価は3800円(従来4600円)とした。第1四半期決算やサプライチェーン、外部環境の変化などを反映し業績予想を上方修正。光トランシーバーの市場成長は引き続き強く、計測需要は想定以上とみている。足もとで株価は大幅に調整しているが、中長期でみたときAIデータセンターの拡張のボトルネックとなっているのは水と電力の不足だが、光技術は省電力化に貢献する重要技術であり、その技術革新を支える同社の光計測の伸びしろは大きい、と指摘している。 ■伊勢化学工業 <4107> 4,125円 +275 円 (+7.1%) 本日終値 伊勢化学工業<4107>は大幅続伸。同社はペロブスカイト太陽電池の製造に必要なヨウ素の供給を手掛けている。ペロブスカイト太陽電池の将来的な普及拡大に対する期待感は根強いものの、伊勢化株は2月に上場来高値8450円をつけた後は需給調整を余儀なくされ、7月31日の年初来安値3225円を形成。4000円を挟んだレンジ相場を続けている。そんななか、27日の日本経済新聞朝刊は「政府はリコーと長州産業(山口県山陽小野田市)に4年でおよそ1000億円を拠出し、普及に向けて規制を緩和する」と報じた。グリーントランスフォーメーション(GX)関連の補助金の対象に、リコーと長州産業を選ぶと伝えている。政府による量産支援策に関する報道がペロブスカイト関連株に対する投資マネーを誘引する格好となり、伊勢化の上昇に寄与したようだ。リコー<7752>や、ヨウ素の生産を手掛けるK&Oエナジーグループ<1663>も堅調に推移している。 株探ニュース