株価指数先物【寄り前】 レンジ内の推移ながら日経平均型優位の展開

投稿:

先物

大阪12月限ナイトセッション
日経225先物 62890 +690 (+1.10%)
TOPIX先物 4000.0 +19.5 (+0.48%)
シカゴ日経平均先物 62840 +640
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 26日の米国市場はNYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が上昇。人工知能(AI)開発のアンソロピックはこの日、IPO(新規株式公開)に向けた目論見書を公開した。11月にナスダック市場に上場し、1000億ドル規模の調達を目指しているとされる。IPOに向けて前進したことが好感され、半導体やAI関連株を中心に買われた。また、AI向けクラウドサービスを手掛けるコアウィーブが朝安後に上昇に転じており、AIインフラ需要が強いとの見方もAI関連物色への追い風になったようだ。

 NYダウ構成銘柄ではシスコシステムズ、エヌビディア、ゴールドマン・サックス・グループ、ナイキ、マイクロソフトが買われた。半面、ウォルト・ディズニー、ユナイテッドヘルス・グループ、アップル、アルファベット、ビザが軟調。NYダウ構成銘柄ではないが、インテルやテキサス・インスツルメンツ、マイクロン・テクノロジー、アドバンスト・マイクロ・デバイセズなどの買いが目立ち、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の上昇率は2.8%を超えている。

 シカゴ日経平均先物(円建て)の清算値は、大阪比640円高の6万2840円だった。26日取引終了後の日経225先物(12月限)のナイトセッションは、日中比100円高の6万2300円で始まった。寄り付き直後につけた6万2270円を安値にロング優勢の流れが強まり、6万3000円台を回復。買い一巡後に6万2490円まで上げ幅を縮める場面もみられたが、米国市場の取引開始後に上へのバイアスが強まり、6万3300円まで上げ幅を広げた。終盤にかけては持ち高調整とみられるロングの解消により6万2800円~6万3100円辺りで推移し、日中比690円高の6万2890円でナイトセッションの取引を終えた。

 日経225先物はシカゴ日経平均先物の清算値にサヤ寄せする形で、買いが先行することになりそうだ。米国ではアンソロピックがIPOに向けて前進したとの見方から半導体やAI関連株への物色が目立っており、こうした流れから東京市場でも指数インパクトの大きいアドバンテスト<6857>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]、キオクシアホールディングス<285A>[東証P]、ソフトバンクグループ<9984>[東証P]などに自律反発狙いの買いが入る、日経平均型優位の相場展開が期待される。特に競合のオープンAIへの思惑も高まりやすく、ソフトバンクグループの動向に関心が集まりやすいだろう。

 ただ、28日にアドバンテスト、30日にはキオクシアホールディングスの決算発表を控えている。海外でも週内にマイクロソフトやアルファベット、アマゾン・ドット・コム、インテル、サンディスクなどの決算が予定されている。さらに27~28日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が控えており、積極的にポジションを傾けにくい。

 そのため、日経225先物はボリンジャーバンドの-2σ(6万1340円)と-1σ(6万3850円)とのレンジ内での推移が続きそうだ。リバウンドを意識したロング優勢の相場展開ながら、-1σに接近する局面では戻り売り狙いのショート対応に向かわせよう。週足では-2σ(6万1870円)と-1σ(6万3860円)とのゾーンであり、オプション権利行使価格の6万1875円から6万3875円のレンジを想定する。

 26日の米VIX指数は18.39(23日は19.45)に低下した。19.84まで切り上げた後に下げに転じており、一時17.79まで下げて200日移動平均線(18.25)を下回る場面もあった。同線を上回って終えたことで楽観は禁物ながら、投資家のリスク回避姿勢はやや和らぐ形になりそうだ。

 26日のNT倍率は、先物中心限月で15.62倍(23日は15.84倍)に低下した。前週末の23日には15.58倍をつける場面もみられ、200日線(15.84倍)水準まで戻していた。そのため、同線を抵抗として再びNTショートの動きが入りやすかったとみられる。NT倍率も-2σ(15.42倍)と-1σ(15.83倍)の間での推移が意識されそうだが、本日の流れとしては-1σ水準を狙ったNTロングに振れそうである。

株探ニュース

オンラインで簡単。
まずは無料で口座開設

松井証券ならオンラインで申し込みが完結します。
署名・捺印・書類の郵送は不要です。