話題株ピックアップ【夕刊】(1):KOA、テラドローン、三井海洋
投稿:
■KOA <6999> 2,101円 +212 円 (+11.2%) 本日終値 東証プライム 上昇率トップ KOA<6999>は急反発。前週末23日取引終了後、27年3月期連結業績予想について売上高を873億円から915億円(前期比26.6%増)へ、営業利益を53億6000万円から83億1000万円(同2.3倍)へ上方修正すると発表した。配当予想も63円から78円(前期32円)に増額した。これを好感した買いが集まった。中国を中心としたAI関連機器向けの伸長で上期業績が上振れしたことから、この影響を織り込んだ。第3四半期以降も自動車向けや産業機器向け、AI関連機器向けの需要が堅調に推移する見通し。 ■Terra Drone <278A> 6,180円 +600 円 (+10.8%) 本日終値 Terra Drone<278A>は3日ぶり反発。24日に開かれた日米の有識者が国際問題を話し合う会合で、ジョージ・グラス駐日米大使が「日本をインド太平洋地域のドローン生産拠点とすべきだ」と提唱したと日本経済新聞電子版が同日報じた。これを刺激材料に、きょうの株式市場ではドローン関連株の一角に物色の矛先が向かったようだ。テラドローンのほか、豊和工業<6203>、ブルーイノベーション<5597>が高い。テラドローンによるウクライナへのドローン販売を巡り、ロシア外務省は先週、敵対的行為とみなすと表明し、厳しい対応をとると警告した。その後、小泉防衛大臣がロシアに反論する形でドローン販売に問題はないとの認識を示したことが伝わっている。 ■東京産業 <8070> 1,145円 +76 円 (+7.1%) 本日終値 東証プライム 上昇率2位 東京産業<8070>が大幅続伸。午前9時台に関東財務局に提出された変更報告書で、筆頭株主である西華産業<8061>の株式保有割合が14.66%から15.74%に上昇したことが判明しており、思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は「両社の持続的成長と中長期的な企業価値の向上への取り組みの協議を活性化させるため」としているほか、最大190万株を12月30日までの間に、市場内取引を通じて取得することを予定しているという。 ■メディパル <7459> 3,396円 +190 円 (+5.9%) 本日終値 東証プライム 上昇率3位 メディパルホールディングス<7459>が5連騰し連日の年初来高値更新となった。前週末23日の取引終了後に27年3月期の連結業績予想について、最終利益を430億円から530億円(前期比24.6%増)へ上方修正したことが好感された。政策投資株式の縮減に伴い投資有価証券売却益を計上することが要因としている。なお、売上高3兆9440億円(同3.3%増)、営業利益535億円(同0.6%増)は従来見通しを据え置いている。同時に上限を400万株(自己株式を除く発行済み株数の1.95%)、または100億円を上限として自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視された。取得期間は11月6日から来年3月31日までで、取得した全株式は消却する。 ■三井海洋開発 <6269> 8,130円 +429 円 (+5.6%) 本日終値 東証プライム 上昇率6位 三井海洋開発<6269>が400円を超える上昇で8000円大台を回復したほか、東洋エンジニアリング<6330>、アサカ理研<5724>、岡本硝子<7746>などレアアース関連が軒並み上昇。ドイツのメルツ首相が訪日し、28日に日独首脳会談が予定されている。一部報道によると、独外交筋の発言として、今回の会談では中国の輸出規制で問題視されているレアアースなどの重要鉱物が主要テーマとなると伝えられており、これが同関連に位置付けられる銘柄群の株価を突き動かすカタリストとなっている。ここAI関連株に売り圧力が依然として根強く残るなか、三井海洋や東洋エンジなどの株価は大底圏にあることで、目先資金シフトの動きを誘発している面もあるようだ。 ■INPEX <1605> 4,049円 +189 円 (+4.9%) 本日終値 東証プライム 上昇率7位 INPEX<1605>や石油資源開発<1662>が反発している。前週末23日の欧米市場で原油先物相場は上昇し、米国のウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は期近物が1バレル=103.27ドルで取引を終了した。イエメンの親イラン武装組織フーシ派によるサウジアラビアへの攻撃が続くなか、中東情勢を巡る警戒感が一段と高まり、原油相場に上昇圧力が掛かった。週明け26日のアジア時間で原油先物相場の上昇は一服してはいるものの、前週末に水準が切り上がったことを背景に、株式市場では石油関連株を物色する動きがみられている。 ■メタウォーター <9551> 3,040円 +95 円 (+3.2%) 本日終値 メタウォーター<9551>は3日ぶり反発。SBI証券が23日付で投資判断「買い」を据え置いた上で、目標株価を2800円から4000円へ引き上げた。過去最高の受注残高と、海外事業の負の遺産処理一巡に支えられた利益成長に注目と指摘。上下水道の更新予算拡大やウォーターPPP(民間への長期一括委託)・コンセッション(運営権付与)案件の獲得、PFAS規制対応の顕在化などをカタリストとして挙げた。これが買い材料視されたようだ。 ■川崎汽船 <9107> 3,412円 +86 円 (+2.6%) 本日終値 川崎汽船<9107>が3日ぶり反発。前週末23日取引終了後、27年3月期業績予想の修正を発表しており、最終利益は従来予想の1350億円から1900億円(前期比43%増)に大幅増額修正した。鉄鉱石や石炭などを運ぶばら積み船の運賃市況が好調を極め収益を押し上げているほか、コンテナ船市況も会社側の見通しを上回る状況となっている。これが足もとの株価を強く刺激した格好となった。同社の株価は前週末にサポートラインとなっていた25日移動平均線を陰線形成で下抜けたものの、きょうは一転して切り返し、目先は同移動平均線を巡る攻防が意識されている。 ■しまむら <8227> 3,414円 +85 円 (+2.6%) 本日終値 しまむら<8227>は続伸。前週末23日、月次売上速報を発表した。主力業態「しまむら」の10月度(9月21日~10月20日)既存店売上高は前年同月比4.0%増となり、3カ月連続で前年実績を上回っていることが好感された。全国的に曇りや雨の日が続いた後、秋晴れの日が増加し、東海以西の地域で売り上げが昨年を超えた。婦人衣料でニットカーディガンやジャケットなど秋冬物のトレンド商品が堅調。服飾雑貨は「ドラゴンクエスト」のキャラクター雑貨、寝具インテリアはプライベートブランド(PB)「FIBER HEAT」のラグやスリッパ、ブランケットが好調に推移した。 ■東京海上 <8766> 584.8円 +12.6 円 (+2.2%) 本日終値 東京海上ホールディングス<8766>が4日続伸。25日付の日本経済新聞朝刊で「11月から人工知能(AI)で動くロボット向けの保険を販売する」と報じられており、好材料視された。記事によると、傘下の東京海上日動火災保険がフィジカルAIを搭載したロボットや機械向け専用の保険を売り出すとしており、災害や事故で故障した際の修理・交換費用を補償するほか、誤作動で人や物に損害を与えた時の賠償費用や、故障時の代替のロボットや人員を手配する経費も支払うという。業界に先駆けてフィジカルAI向け保険を売り出すことで、今後拡大が期待される同分野でのシェア獲得を狙うもようだ。 株探ニュース