午後:債券サマリー 先物は小幅続伸、20年債入札は強い結果ながら上値限定的

投稿:

市況

 20日の債券市場で、先物中心限月12月限は小幅続伸。20年債入札の強い結果を手掛かりにプラス圏に浮上したものの、米原油先物相場の高止まりなどが重荷となり上値は限定的だった。

 フランス各地で起きている大規模デモを受け、19日の欧州市場でフランスやドイツの長期債が売られ、この流れを引き継ぐ形で同日の米長期債相場も下落したことが円債に影響。同日の米原油先物相場が続伸したことでインフレ圧力の高まりも懸念され、債券先物は朝方に一時125円51銭まで軟化した。ただ、人工知能(AI)投資の採算性などを巡る不透明感から日経平均株価が大幅安となるなか、次第に安全な資産とされる債券に買いが流入。20年債入札の結果で旺盛な需要が確認されると、午後0時30分すぎに125円88銭まで上伸する場面があった。とはいえ、原油高を通じた国内物価の上振れリスクに対する警戒感から追随買いは広がらず。また、ロイター通信が関係筋の話として「日銀は29~30日の金融政策決定会合で議論する経済・物価情勢の展望(展望リポート)で、2027年度の物価見通しを引き上げる可能性が高い」と報じたことで、利上げペースの加速が意識された面もあったようだ。なお、20年債入札の結果は小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が7銭と前回(9月15日)の15銭から縮小し、投資家需要の強弱を反映する応札倍率は5.84倍と前回の4.01倍を上回った。

 先物12月限の終値は、前日比4銭高の125円81銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時の時点で前日に比べて0.010%低い2.895%で推移している。

出所:MINKABU PRESS

オンラインで簡単。
まずは無料で口座開設

松井証券ならオンラインで申し込みが完結します。
署名・捺印・書類の郵送は不要です。