<動意株・19日>(大引け)=東宝、ぐるなび、クリングルなど

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 東宝<9602.T>=切り返し急。映画「ちいかわ 人魚の島のひみつ」が大ヒットとなったことが社会的な関心を集めている。15日の27年2月期第2四半期累計(3~8月)連結決算発表時に、通期の業績予想は投資有価証券の一部売却による影響を反映する形で純利益予想のみ引き上げた。「ちいかわ」の本業の部分での大きな業績貢献を見込んでいた市場参加者には失望感が広がる形となったものの、11月に映画「ゴジラ-0.0」の世界同時期公開を控えており、会社側は自社配給網を本格稼働し世界規模のヒットを狙う姿勢を示している。更に、中期的にはゴジラグッズやカードゲームの販売や、アジア圏でのゴジラ・ストアの拡大などを進める方針を掲げており、株式市場においてゴジラのIP(知的財産)市場規模成長への期待も高まっている。株価は75日移動平均線近辺で前週末に下げ渋ったとあって、値頃感を意識した買いが入りショートカバーを誘発。上昇に弾みをつけたとみられている。

 ぐるなび<2440.T>=物色人気に急上昇。高市早苗首相が前週末16日の参院予算委員会で、食料品の消費税減税で影響を受ける外食業界への支援策として、GoToイートやプレミアム商品券なども選択肢として検討する考えに言及した。支援策によって外食需要が喚起されれば飲食店予約サービスの利用が増えるとの見方から、グルメサイト大手のぐるなびに思惑的な買いが入っているようだ。同業のRetty<7356.T>も値を飛ばしている。GoToイートはコロナ禍に実施された外食需要喚起策であり、これを巡って当時、株式市場ではグルメサイト関連株がたびたび人気化した経緯がある。

 クリングルファーマ<4884.T>=大幅続伸。きょう午前10時45分ごろ、脊髄損傷急性期を対象として開発を進めている「オレメペルミン アルファ」(組み換えヒトHGFタンパク質)について、米国食品医薬品局(FDA)による新薬臨床試験開始申請(IND)の審査期間が終了し、INDが発効したと発表しており、株価の支援材料となっているようだ。外傷性脊髄損傷は交通事故や転倒などにより脊髄が損傷することで、運動機能や感覚機能、自律神経機能に障害を来す状態。米国では外傷性脊髄損傷を有する患者数が約31万1560人と推定されている。

 アール・エス・シー<4664.T>=思惑買いに急動意。同社は警備事業を展開しており、ソフトバンクグループ<9984.T>傘下のソフトバンクロボティクスとAI警備ソリューションの共同推進を目的として資本・業務提携を実施している。米ブルームバーグ通信は17日、ソフトバンクGが米警備最大手のアライド・ユニバーサルの買収を検討していると報じた。協議はまだ初期段階にあるという。仮に買収が実現した場合、ソフトバンクG傘下企業との関係性を通じ、サービスの更なる成長が可能になるとの思惑が広がり、RSCに買いが集まったようだ。報道によると、ソフトバンクGによる買収総額は、負債を含めて300億ドル近くに上る可能性があるという。

 オリエンタルランド<4661.T>=10連騰で連日の年初来高値更新。全体相場が下落するなか、AI・半導体関連からディフェンシブ銘柄へと物色の流れがシフトしており、好実態とも相まって買われているようだ。10月からは東京ディズニーランド、東京ディズニーシーの「1デーパスポート」の最高価格が引き上げられることもあり、更なる業績向上が期待されている。

 TWOSTONE&Sons<7352.T>=ストップ高。15日の取引終了後に発表した27年8月期業績予想で、営業利益15億3100万円(前期比89.0%増)と大幅増益を見込むことが引き続き好感されていることに加えて、この日は子会社TWOSTONE Syncがサイバーセキュリティクラウド<4493.T>と業務提携したと発表しており、これも材料されている。TWOSTONE Syncは今年9月に設立した、企業のAI実装を支援するTWOSTの100%子会社。今回の提携によりTWOSTONE Syncは、サイバーセキのクラウド型WAF「攻撃遮断くん」をはじめとするWebセキュリティーサービスの提供を開始するほか、TWOSTグループが有するIT人材ネットワークを組み合わせることで、顧客企業のWebセキュリティー対策を導入から継続的な運用まで支援するとしている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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