9日の株式相場見通し=下値模索、米オープンAI巡る報道でAI・半導体株に売り圧力
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9日の東京株式市場はAI・半導体関連株に売り圧力が高まり、日経平均株価は下値を探る展開となる見通しだ。6万8000円近辺が下値のメドとなるだろう。 前日の米国市場ではナスダック総合株価指数が1.25%安となった。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が、米オープンAIは9月末時点の年換算売上高が500億ドル近くとなったと投資家に伝えたと報じた。700億ドル近くという過去にメディアで報じられた水準を下回り、投資家の失望感が台頭。巨大データセンターの建設に動いているオラクル<ORCL>のほか、エヌビディア<NVDA>など半導体関連株が売られ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は3%を超す下げとなった。一方、30年債入札が無難な結果となったことを背景に長期金利は低下。株式相場のサポート要因となり、小売のホーム・デポ<HD>や外食のマクドナルド<MCD>、飲料のコカ・コーラ<KO>など消費関連株は堅調に推移した。大阪取引所の夜間取引で、日経平均先物12月限は6万8390円で終了している。 9日は10月限の日経平均先物ミニ・オプションのSQ(特別清算指数)算出日となる。構成銘柄の始値がSQ算出に用いられることになるが、このうち日経平均に対するウェートの大きいソフトバンクグループ<9984.T>はオープンAIに出資している。アドバンテスト<6857.T>など半導体関連株は下押しを余儀なくされる公算が大きい。前日に26年8月期決算と今期の業績予想を発表したファーストリテイリング<9983.T>の株価反応も注目される。もっとも、始値をもとに市場が推計するSQが大きく下方向に振れ、現物指数がSQ推計値を上回って推移し続けた場合、「幻のSQ」のアノマリーが意識されることになり、日本株の下値を支える要因となりそうだ。なお、引け後には安川電機<6506.T>の8月中間期決算発表を控えている。大引けにかけて模様眺めの展開となることも見込まれる。 8日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比51ドル77セント高の5万1231ドル64セントと反発。ナスダック総合株価指数は同345.36ポイント安の2万7193.34だった。 国内では8月の全世帯家計調査が寄り前に公表される。取引時間中は9月工作機械受注が発表される予定。安川電のほか、Sansan<4443.T>やマルマエ<6264.T>、古野電気<6814.T>の決算発表も控えている。海外では韓国と台湾市場が休場。米10月ミシガン大学消費者信頼感指数やノーベル平和賞の発表も予定されている。 出所:MINKABU PRESS