午後:債券サマリー 先物は反落、10年債入札は強い結果ながら買い続かず
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6日の債券市場で、先物中心限月12月限は反落。この日に財務省が実施した10年債入札は強い結果となったが、日銀の植田和男総裁の発言内容を見極めたいとして買いは続かなかった。 5日の米長期金利が5.3%台に上昇したほか、ドイツ連邦債10年物をはじめ欧州の国債利回りが高止まりしていることが円債に影響。また、朝方に時事通信が「日銀が基調的な物価上昇率について、2%程度に到達したと判断する方向で検討に入ることが分かった」と報じ、市場で「早期の利上げを正当化するもの」と受け止められたこともあり、債券先物は前引け間際に124円15銭まで下押す場面があった。午後には10年債入札結果を手掛かりに一時124円37銭まで持ち直したものの、植田総裁が午後3時35分から全国証券大会であいさつする予定となっていることから持ち高を一方向に傾ける動きは限定的。日経平均株価が後場に上げ幅を広げ、投資家心理が上向いたこともリスクオフ資産とされる債券の重荷となった。なお、10年債入札の結果は小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が2銭と前回(9月1日)の12銭から縮小し、投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.76倍と前回の3.29倍を上回った。 先物12月限の終値は、前日比25銭安の124円25銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時の時点で前日に比べて0.020%高い3.105%で推移している。 出所:MINKABU PRESS