午後:債券サマリー 先物は反発、40年債入札の強い結果が相場をサポート
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29日の債券市場で、先物中心限月12月限は4営業日ぶりに反発。朝安後は押し目買いでプラス圏に浮上し、その後は40年債入札が強い結果となったことが相場を支えた。 米連邦準備理事会(FRB)のクック理事が28日に「人工知能(AI)関連の需要と原油高を背景に、今後数カ月はインフレ圧力が続く」との見通しを示し、同日の米債券市場でFRBによる追加利上げ観測が強まったことから国内債にも金利上昇圧力がかかった。ただ、国内の債券先物は足もとで軟調な展開が続いていたことから値ごろ感が意識されやすく、前日比17銭安の124円11銭で寄り付いたあとは切り返し。日経平均株価の続落でリスクオフ資産が選好されやすかったこともあり、午前10時50分すぎには一時124円41銭まで上伸した。午後には時間外取引で米原油先物や米長期金利がジリジリと上昇していたことを受けて再びマイナス圏に沈む場面もあったが、この日に実施された40年債入札の応札倍率が3.10倍と2020年7月以来の高さとなったことが相場をサポート。片山さつき財務相が閣議後会見で、国内の長期金利動向について「国債管理政策の担当者として、高い緊張感を持って市場参加者と丁寧な対話を今後も行いながら適切な政策に努める」と述べたことが買い戻しを誘った面もあった。 先物12限の終値は、前日比7銭高の124円35銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時の時点で前日と同じ3.085%で推移している。 出所:MINKABU PRESS