午後:債券サマリー 先物は続落、5年債入札は強い結果ながら買い続かず
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18日の債券市場で、先物中心限月9月限は続落。この日に財務省が実施した5年債入札は強い結果となったが、世界的な長期・超長期の金利上昇傾向などから買いは続かなかった。 17日の欧米市場ではドイツやフランスのほか米国の長期金利も上昇し、米30年債利回りは約19年ぶりの高水準をつけた。背景には米国とイランが戦闘終結に向けた覚書で定めた60日間の交渉期限が過ぎ、中東情勢の混迷長期化から原油高を通じたインフレ圧力の高まりが意識されやすくなっていることがあるもよう。世界的な金利上昇の流れが東京市場に波及する形で、債券先物は朝方に125円91銭まで下押す場面があった。ただ、その後は持ち高調整とみられる買いで下げ渋り。5年債入札の結果が想定よりも強めと受け止められると、午後1時40分すぎに一時126円24銭をつけた。とはいえ、時間外取引で米長期金利と米原油先物が水準を切り上げていたことが円債の重荷。日銀の早期利上げ観測がくすぶっていることや、高市早苗政権の財政拡張的なスタンスに対する警戒感が根強いことも上値の重さにつながったようだ。なお、5年債入札の結果は小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が2銭と前回(7月9日)の3銭から縮小し、投資家需要の強弱を反映する応札倍率は4.15倍と前回の3.43倍を上回った。 先物9月限の終値は、前日比5銭安の126円11銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時2.945%と約30年ぶりの水準をつけ、午後3時の時点では前日に比べて0.015%高い2.935%で推移している。 出所:MINKABU PRESS