午後:債券サマリー 先物は続落、日銀の早期利上げ観測や時間外の原油先物高が影響

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市況

 10日の債券市場で、先物中心限月9月限は続落。日銀の早期利上げ観測が強まったことや、原油高を通じた国内物価の上振れリスクが意識されたことから売りが優勢だった。

 債券先物は反発してスタート。7日に発表された7月の米雇用統計が低調な内容だったことから米連邦準備理事会(FRB)の早期利上げ観測が後退し、同日の米長期債相場が反発(金利は低下)した流れが東京市場に波及した。ただ、日銀が朝方公表した7月30~31日開催分の金融政策決定会合における主な意見で、利上げペース加速への言及が相次いでいたことが影響する形で軟化。「経済・物価・金融情勢によっては、利上げのペースが市場の想定より早まることも考えられる」「グローバルな利上げ局面に転じるなか、一定の利上げペースにとらわれず、海外の金融環境の転換にも応じた機動的対応や利上げ幅の議論が必要となる新たな局面に転換した」などの意見があり、市場では9月会合での利上げの可能性が意識された。加えて、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が9日、サウジアラビア南部にあるサウジアラムコの石油精製施設を攻撃したことなどを背景に、時間外取引で米原油先物が上昇したことでインフレ圧力の高まりが懸念されたもよう。債券先物は午前9時40分ごろに126円83銭をつけたあとは売り一服となったが、夏季休暇に入る市場参加者が多いことなどから模様眺めムードが広がりやすく戻りは限定的だった。

 先物9月限の終値は、前週末比8銭安の126円90銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時の時点で前週末に比べて0.020%高い2.805%で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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