前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―
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■ヤマトHD <9064> 2,194.5円 (+227円、+11.5%) 東証プライムの上昇率2位。ヤマトホールディングス <9064> [東証P]が急反騰。米運用会社のファラロン・キャピタル・マネジメントが2日付で関東財務局に提出した大量保有報告書で、ヤマトHD株を5.02%取得したことが判明した。これを受けて思惑的な買いが入った。保有目的については「中長期的な企業価値の向上を図ること」とした上で、ヤマトHDに対し書簡と面談を通じて、過去のしがらみから脱却するために長尾裕代表取締役会長の解職・取締役退任を提案しているとした。報告義務発生日は10月28日。 ■スズデン <7480> 3,735円 (+375円、+11.2%) スズデン <7480> [東証S]が5日ぶり急反騰。前営業日2日の取引終了後、27年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を上方修正した。売上高を645億円から700億円(前期比52.5%増)、営業利益を39億6000万円から47億8000万円(同2.3倍)に引き上げた。同時に年間配当予想を前回予想から26円増額の合計202円に変更しており、これらを好感した買いが集まった。中間配当が99円、期末配当予想が103円となる。生成AIの普及を背景とした半導体及びデータセンター関連投資などの拡大により、スズデンの主力販売先である電気機器・電子部品・産業機械業界の主要顧客の受注環境が好調に推移する。なお、9月中間期は売上高が325億2000万円(前年同期比54.1%増)、営業利益が22億1500万円(同2.5倍)だった。また、あわせて開示した10月の売上高速報(個別)は63億7600万円(前年同月比56.0%増)となっており、これも株価の刺激材料となったようだ。 ■千代建 <6366> 656円 (+53円、+8.8%) 千代田化工建設 <6366> [東証S]が続急伸。4日正午ごろ、27年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を修正した。売上高を3400億円から4000億円(前期比19.0%減)、営業利益を100億円から265億円(同67.7%減)、最終利益を120億円から280億円(同66.9%減)に引き上げており、業況を好感した買いが集まった。エネルギー分野案件の進展や稼働率の向上、中東情勢に起因する業績下振れリスクの低下を反映した。なお、9月中間期は売上高が1808億5600万円(前年同期比7.1%減)、営業利益が161億2600万円(同3.3%増)、最終利益が180億2400万円(同2.5%増)だった。 ■システナ <2317> 444円 (+33円、+8.0%) 東証プライムの上昇率3位。システナ <2317> [東証P]が6日ぶり急反発。4日午後0時30分ごろ、取得総数2380万株(9月末時点の自己株式を除く発行済み株式総数の6.65%)または100億円を上限とする自社株買いを行うと発表した。取得期間は11月5日から来年11月4日までとし、東京証券取引所における市場買い付けで実施する。また、同時に自社株4260万株(消却前の発行済み株数の10.00%)を11月12日付で消却すると開示しており、これらが株価の支援材料となったようだ。 ■三菱商 <8058> 5,148円 (+376円、+7.9%) 東証プライムの上昇率4位。三菱商事 <8058> [東証P]が3日ぶり急反発。4日午後2時ごろ、27年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を修正した。最終利益を1兆1000億円から1兆2000億円(前期比49.9%増)に引き上げており、業況を評価した買いが集まった。金属資源セグメントの豪州原料炭事業、銅事業における市況上昇の影響などを踏まえた。同時に取得総数4億2000万株(自己株式を除く発行済み株式総数の約6%)または取得総額1兆円を上限とする自社株買いを行うと開示しており、こちらも株価の刺激材料となったようだ。取得期間は11月5日から来年7月31日までとし、東京証券取引所における市場買い付けで実施。取得した全株式は来年8月31日付で消却する。なお、9月中間期は売上高が10兆4104億2300万円(前年同期比20.5%増)、最終利益が6196億9600万円(同74.2%増)だった。 ■ウエストHD <1407> 2,153円 (+146円、+7.3%) ウエストホールディングス <1407> [東証S]が続急伸。全体相場が下落するなか逆行高。大和証券は2日、同社株の投資判断を5段階で最上位の「1(買い)」を継続した。目標株価も3600円で据え置いた。26年8月期の連結営業利益は前の期比50.3%増の129億9200万円と好調だった。系統用蓄電池EPC(設計・調達・建設)の引き渡し件数が上振れの要因となった。27年8月期の同利益は会社計画の156億円に対して、同証券では160億円と予想。計画は保守的に作られていると推察し、達成の可能性は高いだろうとみている。28年8月期も増益を見込み、系統用蓄電池EPCや自家消費用太陽光EPC(産業用EPC)の件数拡大による利益成長が継続すると見込んでいる。 ■アクシアル <8255> 1,445円 (+93円、+6.9%) 東証プライムの上昇率5位。アクシアル リテイリング <8255> [東証P]が4日続急伸。同社は食品スーパー「原信」「フレッセイ」などを展開する。4日午前11時30分ごろ、27年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結決算を発表した。売上高が前回予想の1490億円から1499億9500万円(前年同期比2.2%増)、営業利益が55億円から64億3100万円(同9.2%増)に上振れして着地。各利益は減益予想から一転して増益となっており、業況を評価した買いが集まった。各店舗における販売方法の改善・工夫や商品・サービスの強化、競合が激化している地域店舗に対する他地域店舗からの支援などに取り組んだ。なお、27年3月期の通期業績予想は売上高3000億円(前期比1.5%増)、営業利益117億円(同4.0%減)の従来見通しを据え置いた。 ■ヤマト <1967> 2,200円 (+106円、+5.1%) ヤマト <1967> [東証S]が3日ぶり急反発。4日午後3時ごろ、27年3月期第2四半期累計(3月21日-9月20日)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を修正した。営業利益を48億円から53億円(前期比1.9%減)、最終利益を43億円から50億円(同8.9%増)に引き上げた。最終利益は減益予想から一転、増益を見込む。同時に期末一括配当予想を前回予想から14円増額の91円(前期実績は60円)に上方修正しており、これらを好感した買いが集まった。売上高予想は550億円(前期比1.2%増)の従来見通しを据え置いた。受注利益率の改善や工事原価率の低減、政策保有株式の売却による投資有価証券売却益の計上が利益を押し上げる。なお、9月中間期は売上高が249億900万円(前年同期比5.7%減)、営業利益が26億4400万円(同9.3%増)、最終利益が24億2800万円(同11.0%増)だった。 ■東映アニメ <4816> 3,145円 (+135円、+4.5%) 東映アニメーション <4816> [東証S]が大幅反発。同社とDONUTS(東京都渋谷区)は3日、共同で手掛けるゲーム「ガールズバンドクライ First Riff(ガルリフ)」の事前登録を開始したと発表しており、期待感が高まったもよう。また、東映アニメは同日、新作映画「ガールズバンドクライ THE MOVIE」の公開日が来年5月21日に決まったことも明らかにしている。 ■フェローテク <6890> 7,951円 (+320円、+4.2%) フェローテック <6890> [東証S]が4日ぶり大幅反発。 半導体製造装置用部品を手掛け、特に磁性流体技術を応用して外部と内部の圧力差を維持する真空シールでは、圧倒的な世界シェアを誇る。同社は2日取引終了後に26年12月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の600億円から680億円に増額した。変則決算のため前期との単純比較はできないものの、飛躍的な伸びで過去最高を大幅更新する見通し。生成AI市場の急成長を背景としたAIインフラ拡大で半導体製造装置向けに高水準の需要が発現しており、会社側の従来予想を大きく上回る。株価は10月上旬から急激な調整をみせていたこともあって、リバウンド狙いの買いが集中した。 ■IHI <7013> 2,394円 (+88円、+3.8%) IHI <7013> [東証P]が5日ぶり大幅反発。4日午後1時ごろ、27年3月期連結業績予想について売上高を1兆8400億円から1兆8800億円(前期比14.4%増)へ、営業利益を2500億円から2700億円(同63.1%増)へ上方修正すると発表した。上期の民間向け航空エンジン事業やライフサイクルビジネスの実績などを踏まえた。配当予想も23円から25円(株式分割考慮後で前期は20円)に増額した。株価は発表直後に売り買い交錯で荒い値動きとなったが、次第に買いに厚みが加わり、それまでのマイナス圏からプラス圏へと浮上した。 ■DTS <9682> 1,174円 (+40円、+3.5%) DTS <9682> [東証P]が大幅反発。前営業日2日の取引終了後、27年3月期第2四半期(4-9月)の連結決算を発表した。売上高が644億5400万円(前年同期比3.7%減)、営業利益が79億7700万円(同1.3%減)だった。一方で、決算説明資料によると、直近の第2四半期(7-9月)は売上高が334億3300万円(前年同期比1.7%減)、営業利益が46億4300万円(同7.2%増)となっており、足もとの営業増益を好感した買いが集まった。7-9月期は業務&ソリューションが増収増益となったほか、テクノロジー&ソリューションが減収も営業増益で着地した。また、あわせて通期業績予想を修正。売上高を1420億円から1360億円(前期比0.6%増)に引き下げた。当初予定していた複数の大型プロダクト案件について失注などがあった。一方、営業利益は170億円(同3.4%増)、最終利益は117億円(同0.5%増)の従来見通しを据え置いた。大型プロダクト案件の利益への影響が軽微であるうえ、主力のSI事業で収益性の改善が進んでいることを踏まえた。 ■カナデン <8081> 2,557円 (+73円、+2.9%) カナデン <8081> [東証P]が9日ぶり反発。同社は4日午後2時ごろ、27年3月期通期の連結業績予想を修正。営業利益の見通しは従来の59億円から65億円(前期比21.9%増)に引き上げた。売上高予想も1500億円から1600億円(同9.9%増)に上方修正。足もとで半導体製造装置や受配電盤が伸長しているほか、データセンター向け電源設備が好調に推移していることが主な要因だとしている。 ■りたりこ <7366> 1,976円 (+56円、+2.9%) LITALICO <7366> [東証P]が反発。祝日前2日取引終了後、27年3月期連結業績予想の上方修正を発表した。売上高を455億~460億円(前期比19.0~20.3%増)、営業利益を58億~63億円(同26.7~37.7%増)とし、従来予想(売上高440億円、営業利益55億円)から引き上げた。配当予想も15円から20円(前期11円)に増額した。これを好感した買いが入った。既存施設の稼働率向上により、就労支援事業を中心に好調に推移しているため。海外事業で当初予想に織り込んでいなかった米国新規施設の稼働による寄与も見込む。 ■インソース <6200> 697円 (+18円、+2.7%) インソース <6200> [東証P]が4日続伸。民間企業や官公庁・地方自治体を主要顧客に派遣型研修ビジネスを展開、リスキリング需要の高まりを収益機会に反映させている。2日取引終了後に発表した27年9月期の業績予想は営業利益が前期比11%増の68億5000万円と2ケタ成長で7期連続のピーク利益更新が見込まれている。また好調な決算内容を踏まえ株主還元も強化し、今期年間配当は前期実績に1円増配となる36円を計画。配当利回りは5%近くに達しており、個人マネーを中心に買いを引き寄せた。なお、同日に新たな中期経営計画も開示しており、29年9月期に営業利益95億円を目指す方針でこれも好感されたもようだ。 ■弁護士COM <6027> 4,740円 (+100円、+2.2%) 弁護士ドットコム <6027> [東証P]が反発。祝日前2日取引終了後、大手の長島・大野・常松法律事務所(東京都千代田区)に、統合型・法務AIエージェント「LegalBrainエージェント」の提供を始めたと発表した。所属弁護士からパラリーガルなどのスタッフに至るまで事務所全体での導入・活用を予定しているという。 ■セイワHD <523A> 1,602円 (+24円、+1.5%) セイワホールディングス <523A> [東証G]が3日続伸。前営業日2日の取引終了後、美山理研工業(岐阜県山県市)を完全子会社化すると発表しており、材料視した買いが入った。取得価額は非開示。美山理研工業は水栓金具や住宅設備機器などへのめっき加工を手掛ける表面処理メーカーであり、樹脂めっきや意匠めっきなどの技術を有している。今回の子会社化により、セイワHDグループ全体として対応可能な素材や加工技術の幅が拡大することで、既存顧客・新規顧客との更なる取引拡大が期待できるという。 ※4日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。 株探ニュース