株価指数先物【寄り前】 米中間選挙の開票報道に振られやすい

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先物

大阪12月限ナイトセッション
日経225先物 63090 -170 (-0.26%)
TOPIX先物 3960.5 +27.5 (+0.69%)
シカゴ日経平均先物 63075 -185
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 3日の米国市場はNYダウが下落した一方で、 S&P500、ナスダックは上昇。米中間選挙の結果を見極めたいとする様子見姿勢が強かった。中間選挙では上院が接戦、下院は民主党が過半数を奪還するとの見方がある。選挙結果によっては議会運営を巡る不透明感が強まり、人工知能(AI)関連事業への規制や2027年の債務上限問題などが意識される可能性がある。結果判明を前に半導体やAI関連株の一角に売られ過ぎとの見方から買い戻しが入ったほか、反対に資金シフトがみられていた景気敏感株に売りが出るなど、リバランスの動きが目立った。

 NYダウ構成銘柄ではマイクロソフト、エヌビディア、アマゾン・ドット・コム、キャタピラー、シスコシステムズが買われた。半面、シャーウィン・ウィリアムズ、メルク、ウォルマート、ホーム・デポ、アップルが軟調。NYダウ構成銘柄ではないが、マイクロン・テクノロジーやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ、サンディスクなどが買われ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は4日ぶりに反発した。

 シカゴ日経平均先物(円建て)の清算値は、大阪比185円安の6万3075円だった。2日取引終了後の日経225先物(12月限)のナイトセッションは、日中比140円安の6万3120円で始まった。ほどなくしてプラス圏を回復すると、中盤にかけて6万3900円まで買われる場面もみられた。しかし、買い一巡後は軟化して6万3000円を割り込み、6万2780円で取引を終えた。

 3日の祝日取引でも下落幅を広げ、同日のナイトセッション開始直後には6万2220円まで売られた。ただ、その後は下げ幅を縮め、中盤にかけて6万3550円とプラス圏を回復する場面もみられた。終盤にかけては6万3000円~6万3400円辺りで保ち合い、日中比170円安の6万3090円でナイトセッションの取引を終えた。

 米国市場で半導体やAI関連株の一角に買い戻しがみられたことで、東京市場でも指数インパクトの大きいアドバンテスト<6857>[東証P]などで自律反発の動きが強まれば、日経225先物へのロングを誘うことになりそうだ。ナイトセッションでは200日移動平均線を上回って推移しており、同線が支持線として意識されやすい。一方、上値はボリンジャーバンドの-1σ(6万3410円)が抵抗線として意識されやすいところである。ナイトセッションで同バンドを上回る場面もあったが、終値では下回っているため、-1σを明確に上抜けてくるかを見極めたい。

 また、米中間選挙の開票が進むなかで、先物主導で仕掛け的な動きが強まるだろう。米共和党の苦戦は織り込まれているとはいえ、米国市場の反応を見極めたいとする様子見姿勢は強いとみられ、スキャルピング中心のトレードに向かわせそうだ。

 週足では-2σ(6万1580円)と-1σ(6万3640円)とのゾーンとなるが、一時-1σを上回ったことで、中心値の13週線(6万5700円)とのレンジに移行する可能性もある。大きなトレンドは出にくいものの、米中間選挙の開票結果を受けて過剰反応をみせる可能性もあり、オプション権利行使価格の6万1000円から6万5000円のレンジを想定する。

 3日の米VIX指数は20.83(2日は21.15)に低下した。前日の上昇に対する反動安といった動きであろうが、200日線(18.29)を上回って推移するなかで、終値では連日で節目の20.00を上回ってきており、投資家のリスク回避姿勢が強まりそうだ。

 2日のNT倍率は先物中心限月で16.08倍(30日は16.04倍)と上昇した。指数インパクトの大きい半導体やAI関連株の一角が売られ、朝方には15.84倍まで低下する場面もみられた。ただし、200日線(15.87倍)を下回った後は、NTショートの巻き戻しが入ったとみられる。200日線が支持線として機能するかを見極めることになろう。

株探ニュース

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